こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「アンテナが立つお客さん」という内容について
以前、記事に書きました。
ご参考:アンテナが立つお客さん
これは「どうしても気になって面倒を見たくなる人を
見込み客にしている起業家は強い」といった内容でした。
詳しくは記事に書いたとおりですが、
「自分が面倒をみたくなる人に向けたビジネスは、
自然体で価値を提供しやすい」という話です。
ただし、世の中にはそもそも人間に対して
アンテナが立たない個人事業主や起業家もいます。
というか、「そもそも誰かの面倒をみたり
支援したりする活動にあまり意識が向かない」
という人のほうが多数派かもしれません。
「とにかく文章を書きたいだけだ」とか
「仮説検証ができればいい」など
いろいろなケースがあるでしょう。
そういった場合、「アンテナの立つお客さん」よりも
「アンテナの立つこと」を
ビジネスに取り入れるのがおすすめです。
「アンテナの立つこと」を
ビジネスに取り入れるメリットは多々あり、
一例としては情報発信での「ネタ切れ」が減ります。
つまり、ブログ、メルマガ、動画、SNSなどの投稿で
「ネタ切れして何を伝えたらいいかわからない」
という悩みがなくなるです。
なぜなら、アンテナの立つことであれば、
自然体でネタが思い浮かびやすいからです。
ポイントとして、ここで言う「アンテナの立つこと」は
世間的な意味での業界や業種とは必ずしも一致しません。
たとえば、私自身の場合は、
「本質」に対してアンテナが反応します。
まるでラジオのアンテナが自動で電波を受け取るように
脳の“アンテナ”が勝手に情報をキャッチし始めるのです。
私の興味を持つ業界や業種はいろいろあり、
ビジネス、心理学、健康、資産形成など
他人からは無関係なジャンルに見えると思います。
ただ、必ず「本質はなんだろう?」と気になって
自然に調べてしまうのです。
そのため「本質」というアンテナの立つ内容であれば、
毎日のように文章や動画で伝えたり
セミナーや講座で解説したりできます。
一方、「SNSで高評価を増やす方法」
みたいな枝葉末節のテクニックについては、
あまり私のアンテナが立ちません。
興味を持てないので記憶に残りませんし、
他人に伝える気にもなれないのです。
もちろん、これはあくまで私の場合であり、
人によってアンテナは千差万別です。
「人を笑わせることにアンテナが立つ」とか
「数字を分析することにアンテナが立つ」など
十人十色のアンテナがあると思います。
おそらくこれは、脳の個人差が関係しており、
根本的には遺伝的なちがいが大きいでしょう。
いずれにせよ、アンテナが立つことであれば、
人は自然体で続けられます。
言い換えると、アンテナが立たないことを
長期的に続けられる人はいません。
ビジネスのためにネット上で情報発信をしている人が、
「メルマガのネタがなくなってきた」とか
「動画で話す内容が思いつかない」と
悩んでいる場合がときどきあります。
そういった場合、自分のアンテナとズレた内容を
無理して伝えようとしている可能性が高い。
どうせ無理は続かないので、
アンテナの立つことをネタにするように、
路線変更したほうがいいでしょう。
相馬一進