こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、「商品開発をしているんですが、
おすすめの本を何冊か教えていただけますか?」
と、起業家の方から質問を受けました。
ですが、正直言っておすすめできる本が
あまり思い当たりませんでした。
なぜ商品開発のおすすめ本がないのかというと、
そもそもあまり出版されていないからです。
そもそも、世の中のほとんどの人は商品開発をしません。
定年退職した高齢者、学生、主婦(主夫)などは
ビジネスに関する本に興味を持たないでしょう。
また、ビジネスに興味がある人も、
どちらかというと自己啓発的な内容を求めています。
あるいは、マーケティングを学びたい人も
すでに存在する商品を売る方法を
知りたいと思っている人が大半です。
そのため、新しい商品を作って売る
商品開発という分野は専門的すぎるのです。
もちろん、Amazonや図書館で調べてみると、
商品開発の本も存在はします。
ただ、一般人でも面白おかしく読める
著者のストーリーや雑学がメインになっていて
実践的な方法は一部しか載っていない。
これは出版というビジネスモデル上、しょうがないことです。
「潜在的な読者の100分の1以下にしか本は売れない」
と、出版関係者がよく口にします。
つまり、100万人が興味を持つ本で、
ようやく1万部売れるかということです。
※昨今であれば1万部でもベストセラーで、
数千部以下しか売れない本が多くあります。
そのため、数千人以下しか興味を持たない本だと、
数百人にしか売れないませんし、
それではまるで採算が取れません。
これはネット上の動画や記事でも似た傾向があります。
YouTubeやブログでも閲覧数が少ないと
発信者が収益を得られない仕組みです。
そのため、大衆ウケしないネタは、
あまり動画や記事になりません。
私自身、商品開発については、
プロと一緒に仕事をしながら学びました。
本、動画、記事などを見ているだけでは、
絶対に身につけられなかったと思います。
相馬一進