こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「ボランティアなんてする人の気持ちがわからない」
という人がいます。
そういった人はボランティアに疑いを持ち、
偽善だと批判することが多いでしょう。
同時に「ボランティア精神がない自分はダメだ」と
劣等感を覚えている場合もあるかも知れません。
こうしたボランティアに共感できないという人に
私が伝えしたいことがあります。
それは「まず自分を満たしてください」ということです。
なぜなら、時間やお金の余裕がないときに、
ボランティアに興味が持てないのは当たり前だからです。
言い換えると、自分に余裕ができてくれば、
自然とボランティアの欲求が出るとも言えます。
私自身、起業したばかりの頃は
来月の生活費すらままならない時期がありました。
そういった頃にはボランティアなど
まるで興味が持てませんでした。
それどころか、
「誰かを騙してでも売上を立てたい」
という思考がよぎったこともあります。
当然ながら実際の詐欺などはしませんでしたが、
自分の汚い部分が嫌というほど出てきたものです。
ただ、そんな私も
先人たちに学びながら努力をしていくうちに、
ある程度の余裕ができました。
すると「自分以外の人も幸せになってほしい」
という気持ちが沸くようになってのです。
そのため、今ではときどき
ボランティアや寄付をしています。
古代中国の儒学者である孟子は、
「恒産(こうさん)無くして恒心(こうしん)無し」
という言葉を遺しています。
これは「仕事や財産がないと道義心は持てない」
といった意味です。
「衣食足りて礼節を知る」と同じような意味ですね。
この孟子の言葉の通り、
まずは自分自身を満たさないと、
他人を助ける気になれないでしょう。
もちろん例外もあって
自分に余裕がないにもかかわらず、
ボランティアをしている人もいます。
ただ、そうした余裕がないボランティアは、
単なる自己犠牲になってしまう場合がよくあります。
自己犠牲では本人も周りもあまり幸せになれないので、
私はあまりおすすめしません。
まずは自分を満たすことからはじめてください。
そして、自分を満たすためにも
マーケティングやセールスといった
ビジネスの知識を学んでほしいと思っています。