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無意味な言い回し

経営

2021年7月16日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

経営者や起業家が
ときどきやってしまうムダな行為があります。

 

それは
「ビジネスの理念を決めるときに、
言い回しを無意味にこねくりまわしてしまう」
ということです。

 

 

たとえば、私のチームであれば
次の言葉を理念として掲げています。

 

「巨人の肩に乗り、本質を広めることで、
『関わる人すべて』を豊かにする」

 

こうした理念を自分で決めようとするときに、
無意味なところで考えすぎる人がよくいます。

「『広める』と『伝える』のどちらがいいだろう?」
などと細かい言い回しばかりを気にしてしまうのです。

 

ですが、こうした言い回しだけの調節は、
ムダになる場合がよくあります。

なぜなら、言い回しだけを変えたところで、
現実には変化が起きないからです。

 

一例をあげると、
「広める」を「伝える」に変える“だけ”で、
何かビジネスが変わるでしょうか?

 

この言葉“だけ”をかえても
客層、商品内容、集客経路、販売方法などは
結局のところほぼ同じになるはずです。

また、お客さんが商品に興味を持ったり、
チームメンバーが団結したりすることもないでしょう。

 

同じ結果になるなら、こだわる意味がありません。

 

そもそも理念がなぜ必要なのかというと、
チームビルディングやブランディングに関わるからです。

 

つまり、一貫した理念があったほうが
仲間が協力し合いやすくなりますし、
お客さんの信頼も得やすくなります。

 

言い換えると、こうしたメリットにつながらないなら、
表現をこねくり回しても無意味なのです。

 

もちろん、言い回しの調節が
すべて無意味なわけではありません。

細かいちがいが、
現実に大きな変化をもたらす場合もあります。

 

では、どういう場合に言い回しの調節が役に立つのか?

 

今回は長くなったので
これについては次回のメールで書きます。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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