こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
マーケティングをするときに、
「見込み客がよく見るメディア」を
リサーチしておくのは重要です。
たとえば、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、SNS、
YouTubeといったメディアのうち
どれを見込み客がよく見るのかわかったとします。
すると、見込み客が見るメディアに広告を出すなど、
いろいろなマーケティングができます。
(広告以外にも色々なマーケティングに活かせますが、
ここでは割愛します。)
このように「見込み客がよく見るメディア」を知るのは
とても重要なのですが、リサーチは簡単ではありません。
なぜなら、リサーチ方法によって、
結果に偏りが出てしまうからです。
一例をあげると、もしメールマガジンの中で
「あなたはメールマガジンを読みますか?」
というアンケートを取ったらどうなるでしょうか?
当然ながら
「100%の人がメールマガジンを読む」
という結果が出ますよね(笑)。
これはわかりやすい例ですが、
もう少し判断が難しい場合もあります。
たとえば、「あなたは紙のチラシを見ますか?」と
ラインを使ってアンケートを取るケースです。
ラインを使う人はスマホユーザーなので、
紙のチラシを見る機会は減っている可能性は高い。
そのため仮に「紙のチラシは読まない」という回答が
多数派であっても結果を鵜呑みはできません。
実際はチラシを見ている人も多いのに、
このリサーチ方法だと集計できないだけかもしれません。
ただ、具体的にどれくらいの比率の偏りがあるのか、
簡単にはわかりません。
つまり、結果に偏りが出るのですが、
その偏り方を調べるにはまた別の知識が必要なのです。
マーケティングの初心者はこういった盲点に気づかずに
おかしな方法でリサーチをしてしまいがちなので、
注意してください。
間違った前提から導き出した結果は、
すべて間違いになってしまいます。
ちなみに、正しくリサーチする方法を解説すると、
本一冊くらいの長さになるのでここでは書きません。
講座やセミナーで伝える場合があるので、
学びたい人は今度チャンスがあったときに
参加してください。