こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ビジネスって、自分1人でやるよりも
いろいろな分野のプロとチームを組んだほうが
1人あたりの収入が高くなることが多いです。
それはビジネスの色々な分野において
適性(求められる性格や能力)がバラバラだからです。
たとえば、法務の仕事は
ミスや失敗をとにかく減らそうと考えられる、
少し悲観的な人が高い成果を出します。
また、経理で求められる能力とは、
当然ですが数字に強いことですよね。
そして営業なら、数字に弱くてもいいので、
他人と上手くコミュニケーションが取れる能力が必要です。
一方で、研究開発の仕事は、外人と関わるのが苦手でもいいので、
何か1つの分野をトコトン突き詰めていくような
学者肌の人でないとうまくいきません。
こうやって見ていくと、
それぞれの仕事で求められる性格や能力が
正反対の時も多いことに気づきます。
ですから、1人でなんでもできる、
万能の天才なんて存在しえないのです。
たとえば、営業でトップクラスの売上を上げつつも、
研究開発でもトップクラスの結果を出す人なんて、
いるわけがありません。
営業と研究開発の適性は正反対なので、
1人の人が同時に持ち得ないからです。
それゆえ、自分1人だけでやるビジネスは
とにかく不安定になるのです。
その仕事のプロが集まって得意なことだけをやり、
苦手なことは他のメンバーにやってもらうような
ドリームチームには負けてしまうのです。
そして、ドリームチームを作ることを経営と言います。
逆に、1人でビジネスをしていて、
収入が高くならないことを器用貧乏と言うのです。