こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「◯◯しなさい」「△△してよ」などと
日常的に命令口調の人っていますよね。
上下関係のある部下にはもちろん、
対等な関係の友人や家族にまで、
命令をする人がいるでしょう。
世間一般では、そういった命令口調の人が、
「自信満々な奴だ」などと評されがちです。
しかし、心理学の観点で言えば十中八九、
命令口調の人には自信がありません。
つまり、メンタルがダメダメで
自己肯定感が低い結果として、
他人に命令ばかりし続けているのです。
というのも、「命令」は、
自分の要求を他人に押し付けて、
相手に拒否権を与えない話し方です。
言い換えると、「命令」している限り、
他人からの拒絶を受けなくて済みます。
そのため、「他人からの拒絶が怖い」
と思う人ほど、命令をしたがるのです。
また、「自分一人では問題解決ができない」と思うから
他人に頼っているという側面もあります。
まるでオムツが汚れた赤ん坊が
ギャーギャーと泣きわめくように、
相手に依存しているのです。
「もし他人からの拒絶を受けたら、
自分のガラスのハートが壊れてしまう。
本当は自信がないのをバレないように、
絶対に自分の言うことを聞かせたい」
そんな依存心と恐怖心の裏返しとして、
「◯◯しろ!」と命令しているわけです。
一方、自己肯定感が高い人がするのは、
命令ではなく「お願い」です。
「◯◯してくれる?」「△△をお願い」などと
優しいスタイルでコミュニケーションを取ります。
なぜなら、もし他人からの拒絶があっても、
受け入れられる心の余裕があるからです。
「この人に断られてしまっても、
別の方法で解決すればいい」と、
すぐに気持ちを切り替えられます。
ゆえに命令が必要ないのです。
もし、あなたの周りに命令口調の人がいたら、
「自己肯定感が低いんだな」と捉えて、
距離を離すのがおすすめです。
あるいは、あなた自身が命令ばかりしているなら、
心理学を学んでメンタル改善をしてください。
命令をすればするほど、結果的には人が離れていき、
あなたの理想の人生からは遠ざかっていきます。