こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
マーケティングにおいて、
フロントエンド商品とバックエンド商品という用語があります。
※SEが言うフロントエンド/バックエンドとは別物です。
過去に、「ビジネス心理学」でも記事にしたので、
意味がわからなければ読んでみてください。
簡単にいえば、フロントエンド商品とは
一番最初に買ってもらう安い商品であり、
信頼を獲得するためのものです。
そして、バックエンド商品とは、
信頼してくれているお客さんに販売するための
高額な商品を指します。
例:たとえばピアノ教室で言えば、
フロントエンド商品とは体験レッスンを指し、
バックエンド商品とは有料の定期レッスンのことです。
では、話しの前提が共有されたので、
ここで少し考えてみましょう。
バックエンド商品を売ることは、
お客さんとの間にすでに信頼ができているので
マーケティングの素人でもできます。
さらに、広告の知識も大して必要ありません。
なおかつ、商品のコンセプトやオファーを考えるスキルも
大して必要ありません。
それこそ、既存のお客さんにメールを配信すれば、
それだけで売り上げが立ってしまうことすらあります。
ですが、利益が大きいのがバックエンド商品です。
私が何が言いたいかわかりますか?
もし、あなたがマーケティングのプロなら、
バックエンド商品ばかりを売るような
愚かなことをしないで欲しいのです。
バックエンド商品というのは、
素人でも簡単に売れて、しかも利益が大きいので、
みんなが売りたがります。
つまり、バックエンド商品を売るのは素人に任せておいて、
フロントエンド商品を売るのがプロであるあなたの仕事です。
新規客開拓ほどむずかしい仕事はないのですから。
ちなみに、広告経由の冷めたお客さんに売るのと、
アフィリエイターなどに紹介された熱いお客さんに売るのも、
同じようなことが言えます。
紹介経由のお客さんに売るのは素人でもできるので、
プロがやる仕事ではありません。
そういう楽な仕事は素人に委任して、
広告経由の冷めたお客さんに売ることに
プロはフォーカスした方がいいでしょう。
逆に言うと、紹介経由でしか売れないようでは
プロのマーケターと言えないでしょうね。