こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
マーケティングの世界では
「リストを集めるのが大事だ」とよく言われます。
※ここで言う「リスト」とは、
お客さんのメールアドレスや電話番号などの
連絡先情報のことを指します。
つまり、お客さんに連絡するための
個人情報を集めて管理しておくと、
ビジネスが上手くいくということです。
この意見には、私も大いに同意します。
リストがあれば、自分からお客さんに対して
連絡することができるからです。
すると、新商品の告知ができるのはもちろん、
お客様の声やアンケートが集めやすくなるなど、
本当にいろいろ点でリストが役立るのです。
あなたもぜひ
見込み客のリストは集めておいてください。
ただし、だからといって
「リストを集めればなんでもいい」
というわけではありません。
というのも、マーケティングを聞きかじった人が、
わけもわからずに、リストを集めているケースが、
ときどきあるからです。
たとえば、日記ブログやSNSなどで、
メルマガやラインの告知をして
目的もあいまいなまま、登録者をつのっているのです。
場合によっては、懸賞キャンペーンなどで、
見かけの登録者数だけを
強引に増やそうとする人もいます。
こういった人は、私からすると
「リスト収集バカ」だと感じます。
なぜなら、リストの価値が
ほとんどなくなってしまっているからです。
というのも、そもそもリストが有益である理由は
見込み客と連絡を取る手段になるためです。
たとえば、化粧品を売りたい人が、
若い女性1万人にメールマガジンを送信できれば、
非常に商品を売りやすくなります。
一方で、化粧品を売りたい人が、
高齢者の男性1万人にメールマガジンを送信できても、
さほど役には立ちませんよね。
これは極端な例ですが、
自分のビジネスに関係ない属性の
リストがあっても、意味がないのです。
「リストがないとヤバイらしい。
とにかく急いで集めよう」
と、あせっている人がときどきいますが、
リスト収集バカにならないように
気をつけてください。
見込み客との関係性をつくるのが本質で、
アドレスや電話番号をただ集めても、
二束三文の価値にもなりません。