こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
マーケティングの世界では、
「人は優越感を感じるためなら、どんなに高いお金でも払う」
ということがよく言われます。
例えば、ブランド品。
ルイ・ヴィトンのバッグも
100円ショップのバッグも、
機能的にはほとんど差はありません。
しかし、人は、ルイ・ヴィトンに高いお金を払います。
それは、ルイ・ヴィトンを持つことで、
優越感を感じられるからです。
クレジットカードのブラックカードも
同様ですよね。
機能的には、普通のクレジットカードと
ほとんど変わらないけれども、
優越感を感じられるので、高い年会費を払うのです。
こういった例は枚挙にいとまがないですね。
高級車にせよ、大きな家にせよ、クルーザーにせよ、
プライベートジェットにせよ、島にせよ、
超高額な商品を売るために必要なのは
「そこに、優越感があるかどうか」
だけなのです。
特に、男性ほど、優越感を感じるために
高いお金を払う傾向があります。
それはなぜか?
サル山の心理ですね。
動物の世界では、群れのボス、リーダーになったオスに、
エサを最初に食べたり、メスを独り占めするなどの
大きな権利と自由があります。
だからこそ、オスは、どんな代償を払ってでも
ヒエラルキーの高いところに登ろうとするのです。
ヒトは、サルから進化はしましたが、
結局、そういった原始的な部分は
ほとんど変わっていないのです。
サル山に登って、優越感を感じるために、
どんなに大きなお金であっても
人間の男は支払おうとするわけですね。