こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
もしあなたが何かの専門家なら、
ブログやメールマガジンを書くときに、
気をつけてほしいことがあります。
それは「一般人に伝わる言葉づかいをする」
というコピーライティングの基本です。
というのも、誰しも自分の専門分野では、
日常的に専門用語を使っています。
すると、多くの専門家は(経験が長くなるほど)
その専門用語が当たり前になりすぎて、
専門用語を使っている意識が薄れてしまうのです。
結果、何気なく書いた文章が、
一般人には伝わらない表現になってしまいます。
たとえば、カウンセリングや
コーチングをしている人は、
「セッション」という言葉をよく使います。
ここで言う「セッション」とは、
1対1でおこなう相談業務のことです。
カウンセリングの講座などでは、
「セッション上達のコツ」などという表現を、
当然のように使っています。
しかし、業界の外の一般人には、
「セッション」という単語は通じません。
これを指摘すると、
「あれ、『セッション』って通じませんか?」と
カウンセラーの方が驚くことがよくあります。
一般人の感覚がわからなくなっているのです。
このように一般人の感覚がわからなくなった場合は
「セッション 意味」といったキーワードで、
ぜひインターネットで検索してみてください。
もし、検索結果の上位が一般人向けのサイトで、
あなたの意図通りの意味で用語が載っているなら、
その用語は一般人に伝わります。
反対に、専門家向けのサイトばかりなら、
その用語は一般人に通じません。
あるいは、一般人向けのサイトであっても、
あなたの意図とはちがう意味で用語を使っているなら、
やはり一般人の誤解をまねくでしょう。
ちなみに、前述の例の
「セッション」を検索してみると、
カウンセラーが使っているような意味は出てきません。
「ミュージシャンが演奏すること」「集会のこと」
といった説明ばかりが出てきます(苦笑)。
そのため「え、セッションって何?」というのが、
一般人の感覚だと考えられます。
「セッション1回:◯万円」などという記載で
意味をわかってくれるのは、
カウンセラー業界の関係者に限るのです。
これに気付いていないと、
意味不明な用語を書いてしまって、
一般人からの申込みが激減するハメになります。
今回は「セッション」という例を挙げましたが、
これはどの業界でも起きることです。
あなたも「専門用語を使いすぎていないか?」と、
注意してみてください。
こうした盲点に気付くためにも、チームを作ったり
コミュニティに参加したりすることが重要ですね。
他人から助言を受ける環境がないと、
盲点には気づきにくいでしょう。