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「どっちが身体にいいの?」

健康

2021年3月17日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

現代は、インターネット上でもテレビでも、
数多くの健康情報が溢れています。

そういった膨大な情報を見て
「◯◯と△△は、どっちが身体にいいの?」
などとと言っている人も多いようです。

 

 

たしかに、ある健康法を肯定する話と
否定する話がどちらもあるので、
混乱するのも無理はないでしょう。

しかし、そういった混乱をしている人に
抜けを落ちている視点があると私は思います。

 

それは、「物事はトレードオフだ」という前提です。

 

ご存知だと思いますが、トレードオフとは、
「あちらを立てればこちらが立たず」という意味です。

たとえば、次のような2つの主張を読んでみてください。

 

・「野菜を加熱すると、ビタミンなどが減ってしまう。
 だから野菜は生で食べたほうがいい」

・「野菜を加熱すると、
 身体にいい抗酸化物質や抗がん物質が増える。
 だから野菜は茹でたほうがいい」

 

これらの主張はどちらも間違いではなく、
たしかなエビデンス(科学的根拠)があります。

 

つまり、生野菜と茹で野菜には
それぞれメリットとデメリットがあり、
完璧な食べ方は存在しません。

 

いろいろな料理をバランスよく食べるしかないでしょう。

これがトレードオフという意味です。

 

私の専門やビジネスや心理学ですが、
本や論文を読むのが好きなので、
平均的な人よりは多くの健康情報を追っています。

 

「本だけでも年間200万円くらいは投資している」
という話は以前も書いたとおりです。

ご参考:たった200万円の書籍代

 


そうして大量の情報を読めば読むほど、
「すべての両立できないな」と感じます。

 

そもそも、健康に限らず、
トレードオフが発生するのは世の常です。

そのため、どんなに技術が進歩しても
「完璧な健康法」は生まれないでしょう。

 

にもかかわらず「どっちが身体にいいの?」
「何が一番健康にいいんだろう?」などと言う
情報弱者が多く、視点が低いなと感じます。

 

また、こうした健康の本質を話す
視点の高い指導者が、
まだまだ少ないのかもしれません。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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