こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
会社やコミュニティを活発にするために、
重要な工夫があります。
それは、「感謝の仕組み化」です。
というのも、多くの人は
口に出して他人に感謝を伝えません。
わざわざ向かって面と向かって、
誰かに「ありがとう」と言うのが
照れくさく感じてしまうからです。
そのため、ある人が素晴らしい貢献をしても、
そのコミュニティのほとんどのメンバーは、
とくに何も言いません。
しかし、誰も感謝を伝えない環境では、
素晴らしい貢献をした人も、
次からは行動しなくなっていきます。
なぜなら、自分の行動に意義を感じなくなるからです。
もっと悪いのは、「貢献をしても感謝されないが、
問題を起こすと批判される」という環境でしょう。
そういった環境では、
「行動すると批判されるなら、何もしなくていいや」
と、メンバーが無気力になっていきます。
そのため、メンバーの無気力感を減らし、
活発な行動を増やすには、
頻ぱんに感謝を伝え合う必要があるのです。
とはいえ「感謝を伝えましょう」
と呼びかけるだけでは、ろくに環境は変わりません。
前時代的な会社の朝礼ように
ひたすら理念を読み上げても、
感謝を伝え合う文化は根付かない。
では、どうすればいいのか?
それが、「感謝の仕組み化」です。
たとえば、高級ホテルのリッツ・カールトンでは
サンクスカード(感謝を伝えるカード)を用意して、
従業員同士が贈り合うようにしています。
あるいは、「いいね!」などを簡単に表明できるように
SNSやアプリを使う方法もあります。
いずれにしても、感謝を伝え合う仕組みを導入して、
メンバーが貢献感を味わいながら行動できるように、
工夫をしてする必要があるのです。
「◯◯してくれて、ありがとうございました」
「先日の△△は助かりました」と感謝を伝え合うと、
人間関係も良くなっていきます。
組織やコミュニティを運営する人は、
ぜひ「感謝の仕組み化」をすすめてください。
ちなみに、今日の内容は私がかなり苦手な分野です。
私は、感謝を伝え忘れることが多いので
まだまだできていないのですが、自戒を込めて書きました。