こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私がやっているような知的生産ビジネスの場合、
組織化したり、仕組み化したりするのは
とても難易度が高いです。
なぜなら、その人の知的レベル次第で
出せる結果が何百倍も変わるからです。
たとえば、Googleのアラン・ユースタス上級副社長は
このように言います。
「一流のエンジニアは、
平均的なエンジニアの300倍の価値がある」。
あるいは、ビル・ゲイツにいたっては
こんなことを言っています。
「優秀なプログラマーは、
平均的なプログラマーの1万倍の価値がある」。
そして、この圧倒的な差こそが
肉体労働と知的労働のちがいです。
肉体労働の場合、優秀な人の生産性と
平均的な人の生産性では、せいぜい3倍くらいしか
ちがわないでしょう。
これくらいの小さなちがいであれば、
組織化したり、仕組み化したりすることで
その差を埋めることができます。
ですが、知的生産の場合、
その人の知的レベル次第で
何百倍も生産性が変わるわけです。
すると、旧来型の組織化や仕組み化の方法では
その差を埋めることができないのです。
さて、私も、仕組み化や組織化について
色々な本を読みました。
ですが、そういった本に書いてある方法って、
あまり知的生産をしないビジネス向けの
仕組み化や組織化の方法なんですよね。
プログラマーやエンジニアがいないような
パン屋の組織化の方法とか。
ですので、まったく参考になりません。
もし、そういった本の通りに実践してしまうと、
知的生産のレベルが高いメンバーが
バカくさいと感じてやめてしまいます。
そして、ライバルの会社に行ってしまったり、
独立してしまったりするのです。