こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「情熱のあることをビジネスにしたほうがいい」
と、私は繰り返し説いています。
なぜなら、情熱の持てるビジネスの方が
努力を継続できて成功しやすいからです。
ただし、これには例外もあります。
「強みのあることからビジネスをしたほうがいい」
という場合もあるのです。
とくの多いのは、ビジネスにおいて
「青い鳥症候群」になってしまっている人です。
ここで言う青い鳥症候群とは、
青い鳥を探すように「最高に情熱の持てる天職」を、
いつまでも探し求めてしまう状態を指します。
たとえば、短期間で仕事を転々としたり、
いろいろなビジネスを試しては中断したりと
停滞してしまう人ですね。
こういった青い鳥症候群になる人は
過剰に理想的なビジネスを探し過ぎていることが
よくあります。
あるいは、感情の希薄な性格で
「情熱と言われてもピンとこない」と感じて、
情熱を見つけられない人もいるでしょう。
感情の希薄な性格とは、「喜怒哀楽が薄い」、
「他人から“無表情だ”と言われる」などが
それに該当します。
どちらにしても、青い鳥症候群のままでは
何年経っても結果は出ません。
また、多くの個人事業主を私は見てきましたが、
青い鳥症候群の人がいきなり情熱を見つけて
成功した事例もほとんどありませんでした。
では、青い鳥症候群の人はどうしたらいいのか?
それは、冒頭にも書いた通り、
強みからビジネスを探すことです。
たとえば、「文章が得意だから、
ライティングをやってみるか」などと
強みが活かせるビジネスをはじめてしまうのです。
その際のポイントは、情熱がなくてもいいので
割り切って試してみることですね。
というのも、現在の心理学の研究結果として、
その分野への投下時間が長くなれば、
自然と情熱がわいてくることがわかっています。
つまり、情熱は後から生まれるのです。
実際、強みの活かせるビジネスを選んで
「やっているうちに、仕事が好きになっていました」
と言う人はよくいます。
まさに童話「青い鳥」の主人公と同じように
「こんな身近なところに青い鳥がいたんだ」と、
実感する日がくるのです。
結局のところ、ビジネスで成功するには、
「強み」も「情熱」もどちらも必要になります。
そして、「強み」は生まれ持った才能が関係しますが、
「情熱」は後からでも生まれます。
そのため、もしあなたが「情熱」を見つけられないなら
青い鳥症候群にはならずに
「強み」の活かせるビジネスをしてみてください。
また、こういった前提に気付かずに、
いつまでも情熱探しをさせる
視点の低い講師からも離れた方がいいでしょう。
世の中には、そういった講師を盲信して
稼げないビジネスをしてしまう人も多いので、
注意してほしいと思います。