こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
個人事業主がよく抱えている悩みとして
「売れる商品を売るか、情熱のある商品を売るか
という二択で悩む」
といったことがあります。
たとえば、セミナー講師の方であれば、
「楽して結果が出る」
みたいな商品を売るかどうかを悩む人がよくいます。
「『楽して結果が出る』なんて嘘だけど、
そう言わないと売れにくい。
法律に違反しない範囲の表現にするか……」
などと考えて、誇大広告をしてしまうのです。
ですが、商品を売るために誇大広告をしていると
サイコパスでもない限り、
お客さんへの罪悪感が生まれていきます。
それを続けると「お客さんに申し訳ない」
と徐々にやる気が下がり、虚しくなっていくのです。
しかも、こうした誇大広告は、
お客さんからもクレームが来やすくなります。
そのため、お客さんから返金の要望や、
失望の声がメールが頻繁に届くようになり、
ビジネスを辞めたくなっていくのです。
これが、「売れる商品を売る人」に
ありがちな葛藤ですね。
その一方で「情熱のある商品を売る人」にも
また別の葛藤があります。
「情熱のある商品を売る人」は、
ブログやメルマガに本音を書いて
堂々とビジネスをすることができます。
先ほどと同様にセミナー講師でたとえると、
「結果を出すにはハードな練習が必要です」と
正直に書くようなスタイルですね。
すると、一部の人から反響があったり、
SNSの「いいね!」がついたりするでしょう。
「自分はこのためにビジネスをしている!」
と、実感できる日もあると思います。
ですが、問題は売上です。
こういった「情熱のある商品を売る人」の多くは、
無料セミナーやブログではファンがついても、
なかなか有料の商品が売れません。
なぜなら、世の中の大半は情報弱者なので、
とっつきにくい商品を普通は買わないからです。
そのため、「別にお金じゃないんで」
と笑顔を作りながらも、毎月の支払いのときに
ため息をつく個人事業主の方がよくいます。
場合によっては、
自分の収入と同業者の収入を比較して
妬みや嫉妬を感じていることもあるでしょう。
これが、「情熱のある商品を売る人」の葛藤ですね。
それで、重要なのはここからです。
私の場合は、
「売れる商品を売るか、情熱のある商品を売るか」
という葛藤を、そもそも抱えていません。
なぜなら、「売上と情熱の両立」を考えるからです。
たとえば、一般人が興味を持たない商品でも、
セールスの中でお客さんの価値観を
少しずつ変えられたらどうでしょう?
無関心だったお客さんも興味を持ち、
徐々に欲しくなっていきますよね。
お客さんによっては、
「最初は別に買うつもりがなかったんですが、
購入させていただけますか?」
と、前のめりになる方までいるのです。
こうなれば情熱のある商品で
十分すぎるほどの売上を立てられます。
さらに、自信のある商品を売っているわけなので、
お客さんからの評判も良く、感謝されやすい。
すると、さらに情熱を持ちながら、
ビジネスをしていくことができますよね。
つまり、情熱と売上が両立できるので、
葛藤が発生する余地がないのです。
これを言い換えると、多くの人が
「売れる商品と情熱のある商品」で悩むのは、
セールスが下手だからだと言えます。
情熱と売上を両立させる
セールス技術を持っていないので、
断腸の思いで、片方を切り捨てるしかないのです。
・「売上だけを求めて、虚しい成金になるか」
・「情熱だけを追求し、貧乏な職人になるか」
この2つのイバラの道を、何度も反復横跳びしながら
前進できずに停滞しています。
こうした人が「両立する」という
3つ目の快適な道に入るには、
セールスの本質を学ぶしかありません。
この3つ目の道に入る人を増やすためにも、
私は本質を伝える講座をしているのです。