こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
最近、「サステイナブル」という用語が
世間でよく使われるようになりました。
意味がわかっていない人もいるようなので、
簡単に説明しておくと、「サステイナブル」とは
「持続可能」という意味です。
たとえば、目先のエゴを満たすために
多くの人が野生動物を乱獲して
殺しつくしたら、
その動物は絶滅してしまいます。
すると、動物が可哀想なのは当然として
その動物を食べたり、加工したりしていた人間も
生活が続けられなくなるわけです。
そのように今の活動が持続できなくなることを
「サステイナブルではない」と表現します。
逆に、様々な問題に配慮して
長期的に続けられるように活動することを
「サステイナブルである」言うわけです。
それで、この「サステイナブル」という考え方は、
地球規模の社会問題に限った話ではなく、
小規模のビジネスでも意識する必要があります。
なぜなら「サステイナブルではないビジネス」は、
すぐに潰れてしまうからです。
たとえば、ビジネスをわかっていない人が
「お金は別にいらない」と言って、
低価格すぎるサービスをすることがよくあります。
しかし、売上が小さければ、
広告や宣伝の費用も捻出できません。
サービスの質を上げるための投資もできませんし、
スタッフを増やすことも不可能です。
もっと言えば、生活費が稼げないと
活動自体ができないでしょう。
そのため、利益が出ないサービスは、
基本的に「サステイナブルではない」と言えます。
「お金はいらない」と綺麗事を言っても、
現実には持続すらままならないのです。
ただ、かといってお金だけを
稼げばいいわけでもありません。
たとえば、世の中には流行に乗って稼ごうとしたり、
情報弱者に質の低いサービスを売りつけて
儲けようとする人がいます。
ですが、そんな不誠実なビジネスをしていると、
大量の苦情にさらされたり、
訴訟沙汰に巻き込まれるハメになるのです。
他にも、社会問題や環境問題を
起こしてしまうこともあるでしょう。
そんな状況でもコツコツと楽しみながら
ビジネスを続けられる人間なんて、ほとんどいません。
ですから、お金だけを追いかけるのも
サステイナブルではないのです。
あなたはぜひ、様々な面から現実を俯瞰してとらえて、
サステイナブルなビジネスをしてください。
また、目先のことばかり気にしている人間が
多くいる環境にいると、あなたも影響されて、
無意識にサステイナブルではなくなっていきます。
ですから、そういった輩とは距離を取り、
付き合う人を変えてください。
サステイナブルではないビジネスをしていると、
数年後に後悔するハメになるでしょう。