こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
あなたがビジネスの中級者以上なら、
心がけてほしいことがあります。
それは、「周辺知識を増やす」ということです。
ここで言う周辺知識とは、
業務の周辺に関係する知識を指します。
たとえば、心理カウンセラーであれば
脳科学、精神医学、哲学、生理学、統計学、栄養学、
宗教学、文化人類学などなどが周辺知識になります。
他にもいろいろとありますが、
こういった知識が「心理学」というメインの知識の
周辺にあるからです。
意味、わかりますか？
心理カウンセリングをするために、
必須の知識は心理学ですよね。
そのため、初心者は心理学から学びますし、
それで問題ないでしょう。
ただ、心理学の知識しかないカウンセラーは、
ハッキリ言って二流です。
もしくは、二流以下（笑）。
なぜなら、周辺知識がないので、
的確にクライアントを導けないからです。
一例をあげると、栄養学に無知であれば、
食事のアドバイスができません。
食生活が悪いせいで、
精神が不安定になる人も多いのは、
エビデンス（科学的根拠）のある事実です。
たとえば、2015年のコロンビア大学の研究では、
血糖値の上がりやすい食事をしていた人ほど、
うつ病になりやすかったとわかっています。
つまり、ファストフードや菓子が有害なのはもちろん、
パン、麺、白米などを減らしたほうが、
メンタルのためにも良いと考えられるのです。
にもかかわらず、
栄養学を知らないと心理カウンセラーは、
食事についての指導ができません。
結果、ただカウンセリングをして、
話を聞くだけになる（苦笑）。
これはあくまで一例ですが、
どんなビジネスでも周辺知識がないと、
一流には到達できません。
もちろん、初心者のうちは
「二流でもいいからビジネスをはじめてみる」
という考え方がいいでしょう。
お勉強だけしていてもプロにはなれないので、
最低限の知識がついた時点で、
売り出してみるのも大切です。
とはいえ、ある程度のスキルが身についたら、
周辺知識も学んでみてください。
周辺知識のなさすぎる人が、
長期的に結果を出し続けることはありません。
