こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
という本があります。
ご参考:『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
新井 紀子 (著)
この本では、AI(人工知能)がどの程度頭がいいのか、
そして子どもに比べてどうなのかを
研究した結果をわかりやすく解説しています。
ですので、子どもの教育にたずさわっている人であれば
必読の本ではないかと思います。
ただ、申し訳ないのですが、
私が衝撃を受けたのはAIの話ではありません。
そのあたりの話は、同じく新井紀子さんの著書、
『ロボットは東大に入れるか』を読んでいたので、
すでに知っていましたから。
ご参考:『ロボットは東大に入れるか』
新井 紀子 (著)
最初に紹介した本で、私が腰を抜かしそうになったのは、
ほとんどの子どもが文章を正確に理解していない、
というデータです。
子どもが文章を理解していないといっても、
「国語の長文を理解する」といったレベルではなく、
そもそもテストの問題文すら理解していないのです!
アマゾンの販売ページにも例題が載っていますが、
これには我が目を疑いました……。
あなたは、あの問題の答えはわかりますよね?
しかし、よくよく考えてみると、
文章を正確に理解できないのは
子どもだけでなく大人でも同じですよね。
なぜなら、私がメールマガジンを書いても、
書いてある内容を正確に理解せずに
返信をしてくる人が少なくないからです。
この本を読んであらためて思ったことは
コピーライティングとかブログの記事などでは
本当に平易な文を書く必要があるということ。
それこそ、小学生でも理解できる文にしないと、
世の中の多くの人が正確に理解できないのです。
わかりやすい文章にすることは文章術の基本ですが、
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という本は
その証拠を見せてくれたと感じています。