こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前私は、セミナーの参加者から
こんなことを言われました。
「相馬さんって、セミナーの場で
参加者から手痛い指摘をされたとき、
それが的を射ていればちゃんと謝るんですね。
これ、とてもすごいと思いました。
なぜなら、謝らないセミナー講師の人がすごく多いからです。」
これを聞いたとき、
私は「なるほど」と思いました。
自分の非を認めること、
これは、実は私がとても気をつけていることです。
確かに、セミナー講師によっては
そういったシチュエーションの時に謝らず、
自分の意見を正当化する人もいます。
ですが、私が思うのは、
残念ながらそういったセミナー講師に
ずっとついていく参加者はいないだろうということです。
なぜか?
もし自分の非を認めなければ、
周りの人は段々とその人を嫌いになっていくからです。
私たちの脳は非常に面白いのですが、
自分の好きな人が言ってることを
正しいと感じる傾向があります。
逆に、自分が嫌いな人が言ってることだと
たとえ本当に正しくても、
間違っていると感じる傾向があります。
ですから、セミナー講師は
嫌われてしまってはいけないんですね。
たしかに、自分の非を認めなければ、
短期的には権威性を維持できると思います。
しかし長期的には、参加者から嫌われて
参加者を導くのに失敗すると私は考えているのです。
長期的に見たときには
間違いを認めることができる人だけが
権威性を維持できるというわけです。
ご存知のとおり、私は性格のいい人間ではありません。
ですが、参加者のことを、
長期間にわたって導くことを考えたときに、
人格を磨くのはとても大切なことだと信じているのです。
これが参加者をもっとも長期的に導ける方法だからです。
あなたはどう思いますか?