こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
世の中の心理カウンセラーの中には、
両親からの一言でトラウマになったり、
ネガティブな価値観になったりする、
と思い込んでいる人がたまにいます。
これ、間違いですよ。
例えば、幼い女の子が、その両親から
「私は女の子でなくて、男の子が欲しかった」
と言われたとしましょう。
こんなとき、多くの心理カウンセラーたちは、
“言葉狩り”に走るわけです。
「そんな言葉をお子さんにかけたら
“私は女の子であってはいけないんだ……”と
お子さんは自分の性を受け入れられなくなりますよ!
自己肯定感が下がりますし、
場合によっては性同一性障害になりますよ!」と。
ですが、そういった親の一言だけで
子どもの性格や自己肯定感が決まると断言するのは
本当に視点が低い証拠です。
そもそも、性格や価値観のうち、
5割ほどは遺伝で決まりますので。
また、私の知っている女性で、幼少期に
「私は女の子でなくて、男の子が欲しかった」
と言われていた人がいますが、
彼女は自己肯定感が低いどころか、とても高い。
なぜか?
それは、両親の自己肯定感が高いからですね。
つまり、両親の自己肯定感が高ければ
子どもはそれを見て育つので、
自然と自己肯定感が高くなる。
結果として、1回や2回ひどいことを言われても
平気というわけです。
両親の言葉狩りをするくらいなら、
もっと両親の自己肯定感を高めるのを
支援してもらいたいですね。
それにしても、本質をつかめない人ほど、
枝葉末節にフォーカスしますね。