こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、私の講座「お金の心理学」の
リーダーズコースのセミナーをしたときの話です。
再参加の人なども含めて70人ほどの参加者でしたが、
参加者にかなりの変化を起こすことができました。
講師として冥利に尽きる思いです。
ですが、私が思うのは、
その参加者の変化において、私の影響は2割ほどで、
8割はチームのおかげだと思っています。
これは、認知のゆがみなのですが、
「自己奉仕バイアス」というものがあります。
これは、カンタンに言えば、
「成功は自分の力、失敗は他人のせい」
というものです。
たとえば、10人のチームがあったとしたら、
その10人全員にこんな質問をします。
「あなたは、チームが出している結果に対して、
何%貢献していると思いますか?」
そして、その10人全員の貢献の%を足すと、
100%を軽く上回ってしまうのです。
このように、私たちは、
自分の貢献を過大評価しやすいのです。
この認知のゆがみは、私も当てはまるので、
「自分がセミナーで話したんだから、
セミナーがうまくいったのは5割は私の力」
なんて思ったら、ただの「はだかの王様」ですね。
真実は、1つの成功の後ろには、
チームの力があるわけです。
ほら、ヘッドハンターに引き抜かれて、
「私は前職では、こんな結果を出しました!」
と言って、鳴り物入りで転職してくる人っていますよね。
でも、そいういう人って、大して活躍をしないで、
また転職していくケースが多いです(笑)。
それはまさに「自己奉仕バイアス」なのです。
もし、本当に前職と同じくらいの結果を出させたいなら、
ヘッドハンターは、その人材だけでなく、
その部下も含めて転職させないといけません。
そうすれば、転職後も高いパフォーマンスを出せるでしょう。
私も、現在のチームと一緒なら
高いパフォーマンスをだせると思いますが、
私1人なら1/5のパフォーマンスがせいぜいでしょうね。