こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
まず、前置きをしておきますが、
今日のブログの内容に
性的な含みはありませんので、あしからず。
今日のテーマは、「SMの心理学」ということですが、
これは私にとっても非常に興味深いテーマです。
なぜなら、メールマガジンの読者の方から
「相馬さんって、Sですよね」と
ご返信を頂くことが結構あるからです。
Sとはサディスティック、攻撃的ということですが、
たしかに私にも、そういった傾向はあります。(笑)
それで、Sの人が持ちやすい価値観として、
「私は強くあらねばならない」
といった思い込みがあります。
例えば、幼少期に、親などから
「お兄ちゃんなんだから、泣いちゃダメ!」とか、
「男の子なんだから、我慢するのよ!」とか、
そういったことを言われ続けると、
「私は強くあらねばならない」という
Sの価値観になりやすくなります。
そして、その人が大人になると
とても我慢強く、泣き言が言えない性格になり、
「自分が大丈夫なんだから、他の人も大丈夫だろう」と、
他の人に対して厳しく当たるようになるのです。
一方で、M、マゾヒスティック、被虐的について。
Mの人が持ちやすい価値観として、
「私は人からいじめられる」
といった思い込みがあります。
Mの場合、親から肉体的や言語的な虐待を
受けていた場合が結構多いのです。
そして、その人が大人になって、
他人から残酷な仕打ちをうけたときに、
人とのつながりを感じてしまうのです。
つまり、虐待された子にとっては
人とのつながりを作る手段というのは、
無条件の愛ではなく、いじめられることだからです。
もちろん、Sでかつ、Mの人もいます。
そういった人は、強く育てられたと同時に
虐待を受けていた人に多く見られるパターンで、
「私は強くあらねばならない」という価値観と、
「私は人からいじめられる」という価値観を
同時に併せ持っている人ですね。
ですので、言い方を変えれば、
極端なSやMになる人というのは、
親から無条件の愛を与えられなかった
(と本人が思い込んでいる)パターンであり、
親から無条件の愛を与えられた人は
極端なSやMになることはありません。
大企業の経営者などは、極端なSも多いですが、
「お兄ちゃんなんだから、泣いちゃダメ!」とか、
「男の子なんだから、我慢するのよ!」とか、
そう言われて、幼少期、育てられたのでしょうね。
ですが、そういった極端なSやMの人であっても、
過去の辛い体験が癒やされていくに連れて、
徐々にSやMの度合いが下がっていくので、ご安心を。
また、私たちが自然体で結果を出すためには
極端なSやMでない方が望ましい、
ということも併せて覚えておいて下さい。