こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、私は、頭が良いからといって、
収入が高くなるとは限らない、
ということをブログに書きました。
しかし、そう断定するのはいささか暴論だったと思い、
訂正のために、今日のブログを書いています。
なぜかというと、少なくともIT系のビジネスは、
IQが高くないと社長が務まらないからです。
日本でもそうですよね。
ソフトバンクの孫正義さんにせよ、
楽天の三木谷浩史さんにせよ、
IT系の経営者は、みんな高学歴です。
また、1990年代前半に、マイクロソフトのビル・ゲイツは
「御社の競合で一番恐れているのはどこですか?」
という質問をインタビューでされました。
それに対するビル・ゲイツの答えはこうでした。
「ソフトウェアはIQビジネスです。
私達はIQ戦争に勝たなければいけません。
ですから、私達の最大の競合は、
IBMやヒューレット・パッカードではないのです。
最も優秀な人材を集めるゴールドマン・サックスや
モルガン・スタンレーなどの投資銀行です。」
なんとも示唆に富む答えですね。
そして、興味深いことにIQというのは、
遺伝で決まってしまう部分も多いのです。
アメリカに、チャールズ・マレーという
政治学者がいるのですが、彼は著書
の中で、驚くべきデータを出しています。
そのデータとは、両親の学歴と、
子供のIQの期待値の関係です。
本書106ページから、この部分を引用します。
【両親の学歴】 → 【子供のIQの期待値】
夫婦とも高校中退 → 94
夫婦とも高校卒業 → 101
夫婦とも学士号取得 → 109
夫婦とも修士号取得 → 116
夫婦とも名門校の学位取得 → 121
要は、アメリカでは高学歴な男女同士で結婚し、
その結果として、IQが高い子供が生まれ、
その子供が成長して高い収入を得る、という訳です。
そして、また高学歴な男女同士で結婚し……
という繰り返しが起こり、
貧富の差が拡大しているということです。
良くも悪くも、アメリカ的な資本主義を
追いかけてしまっているのが日本ですから、
日本でも同様のことが起こっていくはずです。
こういったデータというのは、
それが意見ではないがゆえに残酷ですが、
現実を直視しながら、人生を変えていきましょう。