
こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今回からは、
「完全版! マーケティング用語集77選」と題して
シリーズ形式の記事を書きます。
マーケティング用語って、
やたらとアルファベットとカタカナが多くて
難しいですよね。
しかも、グーグルなどで検索して調べると
100文字くらいで長々と小難しく解説されていて、
「結局よくわからない」ということはありませんか?
そこで、500以上もある
マーケティング用語の中から厳選した
本当に必要なマーケティング用語77個を、
中学生でもわかるように解説します。
紹介する用語は、すべて12文字以内の一言で定義し
3段階で重要度もランク付けしました。
また、ストーリー形式で解説するので、
用語だけでなくマーケティング全体の流れも
スムーズに理解できます。
具体的には、マーケティング初心者で
ヨチヨチ状態だったダイエットトレーナーが、
安定的な集客ができるようになるまでの物語です。
年商1億円を超えるマーケティングをしてきた
これまでの私の経験からも、
マーケティング初心者から中級者までは
これから紹介する77個の用語を覚えれば十分です。
もしあなたが、
効率的にマーケティング用語をマスターしたいなら
ぜひこの記事を最後まで読んでください。
★各用語に3段階で重要度を設定しています。
基準は以下のとおりです。
【重要度1】
汎用性はないが少数の業種では極めて重要
【重要度2】
半分くらいの業種で極めて重要
【重要度3】
多くのビジネスで極めて重要

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『 完全版! マーケティング用語集77選(第1回目)』
起業の第一歩に必要になる用語9選
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さて、ここからあなたは、自分が
「マーケティング初心者のダイエットトレーナー」
だと思って読んでください。
ゼロから安定的な集客ができるようになるまでに、
必要なことをマーケティング用語とともに
解説していきます。
まず、あなたが0から商品を作るとき、
こんなことで悩んでいると想像してください。
「自分にしか提供できないものを作りたい」
「自分でもちゃんと役に立てるか不安だなあ」と。
悩みを解決するために、
あなたは何をすればいいのかわかりますか?
その答えは、リサーチです。
何も商品がないビジネス初心者が、
初めにすることはリサーチだからです。
では早速、リサーチの用語を解説していきます。
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リサーチのマーケティング用語9個
1. 不
2.ターゲティング
3.コンセプト
4.カテゴリー・エントリー・ポイント
5. プライシング
6. プロトタイプ
7. カスタマージャーニー(ファネル)
8. ニッチ
9.差別化(USP)
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【1. 不】
意味:お客さんの悩み/重要度3
お客さんの悩みは、
「不満」「不安」「不快」「不便」「不足」
など「不」から始まる単語であることが多いでしょ?
なので、これらをまとめて「不」と言います。
人は、悩みを解消するために商品を買うので
「不」が弱ければ、低単価でも売れません。
ですので、リサーチは「不」をお客さん候補に
ヒアリングするところから始まります。
【2. ターゲティング】
意味:特定の悩みを狙うこと/重要度3
ヒアリングで出てきた多くの「不」の中から、
売る対象となる「不」を決めることが
ターゲティングです。
多くの人が抱える深刻な「不」を選ぶと、
高単価で多くの人に売れやすくなります。
よく、「特定のお客さんを狙うこと」を
ターゲティングだと勘違いする人がいますが
「お客さん」ではなく
「お客さんの悩み」に注目しましょう。
なぜなら人が商品を買う理由は、
自分の「不」を解決するためだからです。
【3.コンセプト】
意味:商品を一言で表す文章/重要度2
狙う「不」を決めたら、
次にコンセプトをブレストします。
なぜコンセプトを決める必要があるのでしょうか?
それは、基本的に多くの商品は
コンセプトを商品名を一緒に伝えないと
売れないからです。
たとえば、「ライザップ」という商品名だけでは
魅力的には聞こえませんよね?
「結果にコミットする」という
ライザップのコンセプトを伝えることで
初めて売れるんです。
コンセプトで重要なのは、
「不」を持っている人が見たとき、
ビクンと反応してくれることです。
【4. カテゴリー・エントリー・ポイント】
意味:買うきっかけ/重要度3
このメールでは、あなたは
ダイエットトレーナーという設定でしたよね?
ダイエットトレーニングを売るには
お客さんがダイエットを意識する
「きっかけ」を知る必要があります。
たとえば、「体重計に乗ったとき」とか、
「今まで着ていた服がきつくなったとき」などです。
こうした「きっかけ」を販売ページやチラシに書くと、
「たしかに、今の私はダイエットが必要かも!」と、
お客さんはあなたのことを思い出してくれるのです。
【5. プライシング】
意味:値決め/重要度3
リサーチにおいて重要なことは、
「本当に売れるのか」を見定めることです。
プライシングのポイントになるのが、
同業他社の値段です。
基本的には、同業他社と同じくらいの価格で売れます。
最初の数人に売ってみるときの価格は
定価の「半額」に設定して、
その代わりにお客様の声をもらいましょう。
半額にしても売れなければ、
そのコンセプトはハズレなので、
別のコンセプトを考えてください。
【6. プロトタイプ】
意味:試作品/重要度2
「プロト」は「第一の」、
「タイプ」は「型」という意味です。
マーケティングの文脈では、
「たたき台の商品」という意味です。
リサーチの段階で商品内容を固めると
売れなかったときのダメージが大きいですよね?
そのため、プロトタイプとして
複数のコンセプトアイデアを
お客さん候補に見せながらヒアリングします。
【7. カスタマージャーニー(ファネル)】
意味:買うまでの流れ/重要度2
直訳すると「お客さんの旅」ですが、
マーケティングにおいては「商品を知って、
興味を持ち、買うまでの流れ」を意味します。
たとえば、こんな流れです。
ダイエットに成功した人の投稿をSNSで見て興味を持つ
↓
ホームページから無料カウンセリングを申し込む
↓
購入する
このカスタマージャーニーを考えるときは
なるべくライザップのような成功事例をマネしてください。
なぜなら、ライザップなどの企業は
何億〜何十億円もかけて、
売れる流れを見つけているからです。
【8. ニッチ】
意味:すき間市場/重要度1
この「ニッチ」は、実践してはいけない用語です。
そんな役に立たない用語を解説する理由は、
初心者や情弱がよく間違えるからです。
重要度は本来マイナスですが、
3段階評価にするため仕方なく1にしました。
一般的には「ニッチを狙うと売上が上がる」
と思っているマーケターが多いです。
しかし、実際にはニッチを狙うと
「ニーズが存在しない」ことが多いため
売上が下がることが多いです。
【9.差別化(USP)】
意味:他と違う強みを出すこと/重要度1
「ニッチ」と同様に、
「差別化」も実践してはいけない用語です。
一般的には「差別化をすると売上が上がる」
と思っているマーケターが多いですが、
差別化をしても売上はほとんど上がりません。
「それ、本当なの?」と感じると思うので、
エビデンスも紹介しましょう。
南オーストラリア大学の研究によれば、
お客さんの多くは差別化に
気づいてさえいないことがわかっています。
英語が得意な場合は以下の論文を読んでみてください。
https://www.researchgate.net/publication/222523151_Evidence_concerning_the_Importance_of_Perceived_Brand_Differentiation
差別化よりも
成功事例のマネをしましょう。
以上、リサーチをするときに特に必要な
マーケティング用語9個でした。
さて、リサーチしてたたき台の商品を作ったら、
次は何をするかわかりますか?
答えは、テスト販売です。
なぜなら、実際に売ってみないと、
売れなかった場合に在庫を抱えるリスクがあるからです。
というわけで、次回はテスト販売をする際に
必須のマーケティング用語を8個解説しますね。
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以上、「完全版! マーケティング用語集77選」の
第1回目でした。
このシリーズで紹介するマーケティング用語は、
ビジネスで結果を出すために必須の用語ばかりなので
ぜひ次回も読んでいただけたらと思います。