こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回もお伝えしたとおり
今年からは「第1回」「第2回」……と
シリーズ形式の記事を増やすことにしました。
その際、私が伝えたい内容を口頭で話し、
ライターさんに書き起こしてもらって、
編集した上で記事を掲載していきます。
※記事の内容は私が全部監修していますし、
文責はライターさんではなく私にあります。
さて、今回は、
「正しい値上げの方法」の第2回目です。
あなたの収入に直結する内容なので、
ぜひ読んでみてください。
(もし、まだ第1回目を読んでいなければ、
先に前回の記事をご確認ください。)
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『正しい値上げの方法(第2回目)』
【衝撃】お客さんが喜ぶ商品の値段とは?
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私は過去、200業種以上、7,000人に
経営コンサルティングをしてきました。
この経験で気がついたことの1つは、
「お客さんが喜ぶ商品の値段について
誤解している起業家が多すぎる」ということです。
あなたは、お客さんに喜んでもらうために
「いかに安く売るか」を考えていませんか?
もしそうだとしたら、それは間違いです!
なぜなら、高い値段で売った方が、
お客さんは喜ぶからです。
少し違う表現をするなら、安い値段で売ると
お客さんは不満足になりやすいのです。
「え? 安い値段で売った方が、
お客さんは喜ぶんじゃないの?」と思うかもしれません。
いいえ、違うのです。
高い値段で売った方が、お客さんは喜ぶのです。
まだよく理解できていないと思うので
定量的なデータを1つご紹介しましょう。
あなたは、「食べログ」という
レストランのレビューサイトを知っていますか?
食べログのサイトには、
およそ85万店舗が掲載されており
点数でレストランが評価されています。
そして、満点を5点として、
点数順に並び替えることができるのです。
ここで、クイズです。
この85万店舗のレストランのうち、
トップ10に入るお店の特徴は何でしょうか?
……答えを言います。
トップ10に入るお店の特徴は、客単価が
1万円を超えるような高級店ばかりだということです。
それどころか、トップ10の平均の客単価は5万円くらいです。
結構いいお値段じゃないですか?
興味深いと思ったので、
トップ10どころか、トップ100まで調べてみました。
すると、なんとトップ100まですべて高級店で、
平均客単価はだいたい5万円前後でした。
それどころか、
客単価が10万円を超えるお店も2店舗あったのです。
たった1食で10万円って、やばいですよね?
日本において、ほとんどのお店は
大衆店のはずなのに、大衆店はトップ100に
「1つも」ランクインしていない。
一方で、少数派の高級店がトップ100の
「すべてを」占めているのです。
その証拠に、トップ100の中で
客単価が1万円未満のお店はゼロでした。
つまり、こういうことが言えるのです。
「高い値段を出したから、
このレストランは美味しいに違いない」
と感じる人が、多数派だということです。
厳しい言い方をすると、味覚音痴だということですね。
なぜ、そう断言できるのか?
それは、私の趣味が食べ歩きだからです。
自慢するつもりはまったくありませんが、
都内に家が建つくらいのお金を
飲食店にかけてきた結果、気づいたのです。
大きい声では言えませんが、
「食べログ」の点数が4点以上でも、
美味しくないお店はかなりあります。
それなのに、なぜ高評価されてるのか?
答えは簡単です。
高い値段を出して食べた人が、
「このレストランは美味しいに違いない」
と高評価をしているだけなのです。
高価格のものは高品質に見え、
低価格のものは低品質に見えるということですね。
つまり、価格には「品質表示機能」があるのです。
イメージしてみてください。
ここに、10万円の車があったとします。
あなたは、この車に乗りたいですか?
乗りたくないですよね。
「安すぎて事故車なんじゃないか?」と思って
乗るのが怖いですよね。
一方で、1,000万円の車と聞いたらどうですか?
なんだかすごく、安全で安心な車に感じられませんか?
ここでのポイントは、私はあなたに車の品質について
何1つ言っていないということです。
ただ単に、10万円と1,000万円という
値段を出しただけ。
でも、10万円の車と聞くと低品質に聞こえますし、
1,000万円の車と聞くと高品質に聞こえますよね。
別の例を出しましょう。
たとえば「3,000円のパソコン」と聞いて、
あなたはどう思いますか?
「安すぎてやべえ」と思いますよね。
明らかに古くて、低スペックで、
使い物にならないようなパソコンを想像しませんか?
一方で、「30万円のパソコン」と聞いたら
なんだか高品質に聞こえますよね。
これも、私は品質については何も言っていません。
でも、3,000円と30万円と聞いたとき、
私たちが感じるイメージは全然違うということです。
「価格には品質表示機能がある」
という話をしましたが、ご理解いただけましたか?
わかりやすく言えば、「安かろう悪かろう」に
見えるということです。
そして、「高かろう良かろう」に
見えるということですね。
ここであなたに「重要な」質問をします。
あなたは、自分の商品に安い値段をつけていませんか?
その結果、お客さんから
「安かろう悪かろう」に見えていたりしませんか?
もしそうであれば、本当にもったいない!
繰り返しますが、高い値段で商品を売った方が
お客さんは喜んでくれるからです。
ですので、ぜひあなたも
高い値段で商品を売ってください。
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以上、「正しい値上げの方法」の第2回目でした。
第3回目も楽しみにしていてください。