こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は、色々な一流講演家のセミナーの
企画や集客、運営などをしてきました。
※私の過去のキャリアはこちらに書いてあります。
相馬一進のプロフィール
そうすると、自分よりも10レベル以上も
格上の講演家と付き合うことになります。
たとえば、私がプロモートをした起業家、
ピーター・セージという人物にしても
自分からすると、はるかに格上になるわけです。
そういった格上の人と、どうやって付き合うか?
それが、今回のテーマです。
はじめに、結論を申し上げます。
それは、「相手の幸せを願うこと」。
以上。
さて、コンビニなどで売っている
薄っぺらい心理学の本ってありますよね。
「相手を思うように操る、ブラック心理学」
みたいなタイトルの本が。
残念ながら、そういう本に書いてあるような
小手先の心理テクニックを使っても
格上の存在には完全に見抜かれてしまうのです。
それどころか、心理テクニックを使う前の段階で
意図を看破されてしまうこともしばしば。
つまり、心理テクニックを使う直前の、
ずる賢い目であったり、呼吸であったり、
筋肉のわずかな動きだけで、
「ああ、この相馬という男は、
これから私を操ろうとしているな」
と完全に悟られてしまうのです。
彼我の実力差は圧倒的。
ボクシングで例えて言えば、
自分が攻撃の動作に移ろうと思った瞬間に、
なぜかカウンターパンチを受けていて、
気づいたら自分がダウンしていた、
といった様相です。
こんなに恐ろしいことってないですよね。
こちらが心理テクニックを使うよりも前に、
それに移る前の所作だけで自分の下心を見抜かれてしまう。
一流の人たちの、人の心を透視する力というのは、
もう人知を超えた領域に到達していて、
畏怖の感情を抱かざるを得なかったのです。
昔の私は今以上に未熟だったので、
昔はそういう心理テクニックを使おうとして
そういった一流の講演家たちを失望させてきました。
自分と相手のレベルが違いすぎると、
小手先のテクニックを使えば使うほど
信頼が壊れていくからです。
そこで、私は小手先のテクニックを使うのをやめ、
「相手の幸せ」のために行動をすることにしました。
それでようやく、一流の人たちと
仕事ができるようになったのです。
今日の話は、ぜひ頭に入れておいてください。
自分よりも実力がある人と付き合うときは、
作為は絶対に不可能だということを。