こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
このブログを読むあなたなら知ってのとおり、
折に触れて「強みの重要性」を私は説いています。
自分の強みを活かせるかどうかで
ビジネスでの結果が大きく変わるからです。
ですが、誤解してほしくないのは、
強みは不変ではないということです。
つまり、あなたの強みが見つかったとしても、
それが一生続くとは限らず、
むしろ変わっていく可能性があります。
なぜなら、人間の心身の状態は変化するからです。
その理由はいろいろとありますが、
ホルモンバランスや脳神経も変化の一因となります。
たとえば、10代半ば~20代前半の男性であれば、
男性ホルモンであるテストステロンが大量に分泌され、
闘争心が高まっていきます。
それでいて、脳の前頭前野は未発達であるため、
自分を客観的に見たり自制したりするのは
苦手な傾向があるのです。
この傾向に当てはまる場合は、
「リスクをとってガツガツと挑戦していく性格」が
強みになり得るでしょう。
起業家であればリスクを取って
素早く行動していくスタイルになるかもしれません。
(もちろん、個人差があるので
人によっては当てはまりません。)
ただ、こうした傾向に当てはまる場合も
この性格は長くは続きません。
というのも、30歳くらいで前頭前野が発達しきると、
理性的で落ち着いた思考になりがちです。
とくに結婚した場合や強いストレス時には、
テストステロンの分泌がかなり減る傾向があり、
闘争心が薄くなります。
すると「誰かを打ち負かしたい」とか
「競争に勝ちたい」といった気持ちも弱まるのです。
これは、ちまたのミュージシャンを想像すると
わかりやすいと思います。
若手のミュージシャンほど
「FUCK」とか「ぶっ飛ばす」といった
激しい歌詞の楽曲を発表しているでしょう。
ところが、同じミュージシャンでも年齢を重ねると
「世界は素晴らしい」「平和を守ろう」みたいな
穏やかな歌が増えていく(笑)。
当然ながら、こうした変化を否定する必要はありません。
重要なのは、強みとして活かし続けることです。
たとえば、若い頃は他人と衝突していたとしても、
年を重ねると丸くなって、
人と協力し合うビジネスができるかもしれません。
いずれにせよ、強みが変わる面があるので、
今のあなたに合うように、
ビジネスをアップデートし続けてください。
相馬一進