こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
世の中の「〇〇養成スクール」といった講座に
欺瞞(ぎまん)を感じることが私はあります。
なぜなら、養成スクールの内容を完璧に実践しても、
実際は結果が出ないケースがよくあるからです。
たとえば、累計1,000名近くの参加者がいる
ある心理カウンセラー養成スクールがあります。
そこでは心理カウンセリングの技法を学び、
民間資格を受け取る仕組みになっています。
また、ブログやSNSでの情報発信も少しだけ習うようです。
養成スクールの講師もブログやSNSをやっているので、
そのマネをするようになるのでしょう。
しかし、累計1,000人も有資格者がいるのに、
ほとんどの人はカウンセラーになれていません。
1円も稼げていない人が大半で、
数千円の収益がある人すら少数派です。
生活できるくらいの収入になっているのは、
多く見積もっても全参加者のうちたった0.5%程度。
つまり、養成スクールと名乗りながら、
実態はまるで養成できていません。
これって、欺瞞ですよね?
このような欺瞞が生まれる理由は、
一番重要なスキルを教えていないからです。
そのスキルとは何か?
このメールを読むあなたならわかるでしょうが、
それはセールスのスキルです。
そもそも、その養成スクールの講師も
雇われ講師なのでろくにセールスができていません。
会社のスタッフにセールスを代行してもらっており、
講師は座学やワークをしているだけなのです。
ブログやSNSも形式上やっているだけで
セールスの役には立っていません。
そんな講師のマネをしても、参加者が
ビジネスとして食べていけるようになるわけがない。
おそらく、その講師から学ぶよりも
セールス担当のスタッフから
売り方を学んだほうが結果が出やすいでしょう。
事実、その養成スクールの数少ない
0.5%の実績者にはある共通点がありました。
そう、結果を出した0.5%の人は、
別の講座でセールスを学んだり、
過去にセールスの仕事をしたりしていたのです。
これだけ重要なセールスを指導せずに
「カウンセラーになれる」とのたまう養成スクールは、
参加者への欺瞞だと私は思います。
こうした欺瞞にだまされずに、
あなたはセールスにも向き合ってください。
とはいえ、世の中の養成スクールの内容に
セールスが含まれていないのには理由があります。
それは、多くの人がセールスに抵抗感を持っているため
「セールスのカリキュラムがある」と伝えると
参加者が逃げてしまうためです。
こうした構造を考えると、
参加者を養成できない養成スクールがあふれているのも
しょうがないことなのかもしれません。
ただ、参加者のためを想うなら、
セールスの抵抗感を取り払ってあげたほうがいいですよね?
そもそも、セールスに抵抗感を覚える人は
いろいろな誤解をしているケースが大半です。
たとえば、
「売るためにお客さんを説得しなければいけない」
といったイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、本当の一流のセールスパーソンは
無理な説得をせずに売っています。
こうした一流のセールスパーソンのスキルを伝えて
参加者の価値観を変えていくのが
本当の教育者だと私は信じています。
相馬一進