こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
何かの分野で結果を出すためには、
専門家からフィードバック（助言）を
受けることが重要です。
ただし、無闇やたらとフィードバックを
受ければいいわけではありません。
なぜなら、フィードバックは、
適切なタイミングで受ける必要があるからです。
「3割、6割、9割、10割のタイミングで
経験者からフィードバックをもらうといい」
という内容を、以前この記事に書きました。
ご参考：3・6・9・10の仕事術
上記の内容にくわえて、今回お伝えしたいのは、
「骨子（こっし）を作ったときにも、
フィードバックを受けた方がいい」
ということです。
ここで言う「骨子」とは、
構成や設計図などを指しています。
つまり、構成や設計図を決めたときに、
フィードバックを受けた方が
結果が出やすいということです。
たとえば、あなたが商品の販売ページを書くとします。
その場合、大まかな構成を決めた段階で、
フィードバックを受けるのが大切です。
・商品を売るのか？
・誰に向けて売るのか？
・どういった内容を伝えるのか？
・どの情報を、どの順番で書くのか？
上記のような「骨子」を決めたときに、
ぜひ専門家に見せておいてください。
なぜかと言うと、骨子の段階は
もっとも少ない労力で、もっとも大きく
結果を変えられるタイミングだからです。
具体例を出しましょう。
あなたが骨子を見せたら、専門家が
「中盤の部分を、すべて直した方が良い」
と言うかもしれません。
骨子の段階なら、実際の文章を書く前なので、
修正が比較的容易です。
構成案を数行ほど書き直せば済むでしょう。
小さな修正ですが、結果は大きく変わります。
以降の作業工程が全体的に変わるため、
最終的な売上が、何倍も大きくなるのです。
逆に、骨子のフィードバックを受けずに、
実際に作業を進めてから専門家に見せると、
ムダな手間がかかり、結果も出にくくなります。
時間をかけた部分が大幅にボツになるからです。
だいたい、自己流で作業をすすめると、
多くの場合は骨子がぐちゃぐちゃになっています。
言わば、ぐにゃぐにゃのタコのように
背骨のない気持ち悪いモノなっているのです。
ですが、背骨を整えてから肉付けしないと、
質の高いアウトプットはできません。
ですから、あなたも何かに取り組むときは
ぜひ骨子の時点で、フィードバックを受けてください。
とはいえ、骨子のフィードバックを受けても、
うまくいかないケースもあります。
それは、骨子を分析することができない
視点の低い専門家に見せてしまった場合です。
残念ながら、世の中には「専門家」を自称しながら、
本質的な全体像が見えていない
講師やコンサルタントが多くいます。
そういった人からフィードバックを受けると、
結局は骨子がぐちゃぐちゃになります。
あなたが専門家の助言の通りに
行動しているのにもかかわらず、
気持ち悪いタコを作ってしまうハメになるのです。
そのため、自己流は論外として、
骨子へのアドバイスが下手な人から
フィードバックを受けるのも、私はおすすめできません。
