こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「重要性はわかっているけど
どうしてもセールスに抵抗がある」
という人がよく誤解していることがあります。
それは、「セールスをするときに、
自分や商品を大きく見せなければいけない」
と思い込んでいることです。
たとえば、ダイエットの商品を売るとします。
その場合に「自分は完璧な体型であると
お客さんに感じさせなければいけない」
と思い込んでいる人がよくいるのです。
実際はダイエットの商品を売る人であっても
つい食べすぎてしまったり
運動できなかったりする日もあるでしょう。
「医者の不養生」ということわざがあるように
専門家が知識を実践できていないケースは
古来からよくあるものです。
にもかかわらず、不完全な部分を隠して
「自分は専門家なので完璧です!」と
大きく見せるとどうなるでしょうか?
多くの場合は、「本当の自分の姿がバレる不安」と
「お客さんをだます罪悪感」に苦しむハメになります。
というのも、自分や商品を大きく見せれば見せるほど、
現実の自分や商品が小さく感じるものです。
「本当の生活がバレたら恥ずかしい」
「ボロが出たらどうしよう」と
自信をなくしておびえるようになるのです。
結果、お客さんに接するセールス自体に
抵抗感や苦手意識が生まれていきます。
あるいは、必死に自分や商品を大きく見せて
売れたしたとしてもストレスは続きます。
「お客さんをだましたみたいで申し訳ない」
「現実がバレたら失望されるのではないか」
などと、罪悪感や不安に悩まされるからです。
実際、あなたが自分や商品を大きく見せた場合、
「この人は完璧な専門家なんだ」と
お客さんが過度な期待をするケースもあるでしょう。
後にそれが虚勢だったと知ったら
お客さんはガッカリしたり、不信感を覚えたりするものです。
すると、リピートされなくなったり、
苦情が入ったりキャンセルを求められる場合もあります。
こうなると心理的な問題だけではなく、
ビジネスの売上も下がってしまいかねません。
ここではダイエットの例を出しましたが、
他のジャンルにも同じことが言えます。
「ビジネス系のセミナーを売るから、
成功者としてふるまわなければダメだ」
「美容系のサービスを売るから
肌荒れしているなんて言えない」
「士業だから専門家として
どんな知識でもあると感じさせなければいけない」
こうした考え方をしている限り、
セールスは本当にキツくなります。
売れなくても地獄、売れても地獄という
針のむしろの感覚になり続けるからです。
ですが、こういった考え方は
私からすると前提からしておかしい。
そもそも、セールスにおいて
自分や商品を大きく見せる必要はないからです。
それこそ、高級時計や高級車で自分を大きく見せる
情報起業家の成約率は別に高くありません。
逆に、セールスの専門家は
とくに自分や商品を大きく見せなくても、
驚異的な成約率を出します。
言うなれば「自分や商品を大きく見せなくても売れる」
というのが本当のセールスのスキルだと言えます。
そのため、「自分や商品を大きく見せるのが苦手だから
セールスに抵抗感がある」と言っている人は、
根本的に勘違いしていると私は感じます。
もっとも……。
世の中のセールスにまつわる
セミナー、教材、書籍、動画、記事などは
自分や商品を大きく見せる手法ばかりです。
たしかに、セールスの本質がわからない場合、
自分や商品を小さく見せるよりは大きく見せたほうが、
少しは売れやすいかもしれません。
反対に、自分や商品の欠点をさらしたり
なんでも正直に話したりしてしまうと、
売れにくくなるのが普通です。
自分や商品を大きく見せずに売るのは、
(本質がわかれば簡単ですが)
自己流でおこなうのは困難でしょう。
だからこそ、自分や商品を大きく見せずに、
「大げさなセールストークをしなくても
自信を持って本音で売れる」という手法について
私は講座でお伝えすることにしたのです。
相馬一進