こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
私は専門家の先生と一緒に
栄養学の講座もおこなっています。
なぜ、私が栄養学に肩入れしてるのか？
それは、「栄養学を大衆化したい」と
私が強く願っているからです。
今、多くの人はスマホという便利な道具を使っていますが、
大衆化したこのスマホのように、
栄養学を多くの人に広めたいと考えています。
実は、この栄養学という学問は、
医学の中ではメインストリーム（中心）ではありません。
まるで路傍（ろぼう）の石のような、脇役の学問です。
例えば、鉄分不足によって激しい貧血になっていて、
まともに立てずぶっ倒れた女性がいたとしましょう。
その女性が病院に行けば、鉄剤（鉄のサプリメント）が
処方されることでしょう。
栄養学が活躍するのは、せいぜいそんなときくらい。
もし症状がそれほど激しくない場合、
例え貧血でも鉄剤（のような栄養素）が
薬として処方されることはまずありません。
私はこれは非常にもったいないことだと思っています。
なぜなら、世の中全体で見たら、病気の人よりも
病気になる少し手前の「プチ不調」の人のほうが
圧倒的に多いからです。
たとえば、ぶっ倒れるほどの強い貧血の女性と、
軽い貧血の女性なら、後者のほうが明らかに多いですよね。
あっ、「プチ不調」と何回か書いてきましたが、
この用語について説明が必要でしょうか。
「病院に行っても病気とは診断されないけれども
明らかに体調があまり良くないこと」を
私はプチ不調と呼んでいます。
平たく書くなら、プチ不調とは、
「病気じゃないけど元気じゃない状態」
ですね。
さて、こういった「プチ不調」の人たちに対して、
医学はそこまで力になれていないと感じます。
誤解しないでくださいね。
私は別に医師を批判しているのではありません、
むしろ逆で医師を称賛したいのです。
医師の本職は病気の人の治療であり、
病気になっていない人の予防ではないからです。
また、日本の医療は基本的に3割負担ですよね。
ですから、病気ではない「プチ不調」の人まで
たった3割の自己負担で治療してしまった場、
明らかに日本の財源が足りなくなります（笑）。
ですから、医師が栄養学について
あまり熱心に取り扱わないのは当然のことです。
もちろん、医師の中にも栄養学を広めようとしている
意識の高いかたはいらっしゃいます。
しかし、そういった医師の多くは「プチ不調」の人よりも、
病気の人をお客さんにしていることが多いです。
それは、やはりご自身のセルフイメージが医師であり、
「病気の人を治療してあげたい」という善なる想いが
とても強いからでしょう。
こういった理由で、「プチ不調」の人を対象に
栄養学を広く伝えようとしている人は
医師を含めてほとんどいません。
誰もやらないのであれば、私がやる。
私は昨年、そんな想いで、栄養学の講座をリリースしました。
これが私が栄養学に関わっている理由です。
本当はもっとたくさんあるのですが（笑）、
文章があまりにも長くなってしまうので、
今日はここで切ります。
続きは、また次回書きますね。
相馬一進
