こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日、とある勉強会で、ある経営者の方と話す機会がありました。
その経営者の悩みは、
「月末になると、資金繰りで頭がいっぱいなのですが、
相馬さん、このストレスはどうすればいいでしょうか?」
というものでした。
これ、非常に良い質問だと思いますが、
そもそも、資金繰りを気にしなければいけないような
ビジネスモデルそのものが良くないんですよね。
私たち人間は、ストレスを受けると、
コルチゾールという脳内物質が分泌されます。
このコルチゾールが分泌されると、
人間のワーキングメモリの力が極端に落ちます。
※ワーキングメモリとは……
例えば、私たちは2桁 × 2桁の暗算をするときに、
その数字を一時的に覚えておきますよね。
このように、短期的に記憶し、かつ、
その情報で何らかの作業ができるもの(≠短期記憶)です。
このワーキングメモリはIQよりもはるかに重要で、
幼稚園児のワーキングメモリの数値が分かれば、
その幼稚園児が小学校6年生になったときの
学校の成績が95%の確率で分かる、
というくらい、人間にとって重要なものです。
そして何より、このコルチゾールは猛毒であり、
活性酸素を生み出す原因の1つであり、
免疫にも甚大な被害を及ぼし、健康に良くないのです。
ストレスまみれの人生を送る人が、
大病になる理由の1つがこれです。
また、ストレスを受けると、
そのネガティブな感情をコントロールするために、
意思力(理性の力)を使ってしまうため、
有益なことに頭を使うことができなくなります。
すると、人間は
・過食(特に甘いもの、脂っこいもの、炭水化物を食べる)
・アルコールや煙草に逃げる
・人に対して、きつくあたってしまう
・とにかく寝る
・性的な行動に走る
など、自己実現の欲求よりも
やや原始的な欲求を満たすことをしまいます。
私たちは、ストレスを受けたときに、
上のどれかを、人生で体験したことがありますよね?
ですから、過剰なストレスを常に、常に、常に、
受け続けるような人生は避けたいところですね。
どうすれば資金繰りを気にしないビジネスモデルに
できるのかについては、今私が開催している
「お金の心理学プログラム」
の中で説明をしていきたいと思います。
今日のまとめ。
「ストレスをどうすればいいか?」よりも、
「そもそも、どうすればストレスが
発生しないで済むようにできるか?」の方が、
質が高い質問と言えますね。
ストレスの対症療法ではなく、予防をしましょう。