こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私自身、かなりの健康バカであることは
自覚しています。(笑)
そして、自分も含めて、健康バカの特徴は、
「自分にピッタリの“健康”の定義が出来ていない」
方が多い、ということです。
健康というのは、
一言で言っても、色々とありますよね。
1.痩せている(脂肪が少ない)
2.関節などの痛みが少ない
3.風邪をひきにくい
4.生活習慣病(ガンや心臓病、脳卒中)になりにくい
5.肌がきれい(いつまでも若々しい顔)
などなど。
そして、これが重要なのですが、
健康(に限らず、実は全ての選択というもの)は
トレードオフの関係なのです。
トレードオフとは、
こっちを立てればあっちが立たず、
あっちを立てればこっちが立たず、の状態です。
つまり、完全にデメリットなしの、
メリット100%の選択肢はこの世に存在しないのです。
どういうことか?
まず、
1.痩せている(脂肪が少ない)
を目指して、ジョギングをしたとします。
するとどうでしょうか?
たしかに、痩せられるでしょう。
しかし、関節を痛めるリスクが高まります。
日常的にジョギングをしている方のうち、
1/3くらいの方は、膝なり、かかとなり、
足のどこかを痛めていますよね。
すると、
2.関節などの痛みが少ない
の条件を満たせなくなります。
では、定期的に運動をしないとどうなるのか?
当然太ります。
しかし、太ることのメリットもあって、太ると、
3.風邪をひきにくい
のです。
私自身、体脂肪率が8%くらいの時は、
よく風邪を引いていましたから。
統計的には、BMI(体重「kg」 ÷ 身長「m」の2乗)で、
男性は22、女性は21が
最も病気のリスクが低くなります。
ちなみに、私の場合だと、
もう少しだけ太った方が病気になりにくいようです。
(67 ÷ 1.79 ÷ 1.79 = 20.9なので)
ですが、太り過ぎると、
4.生活習慣病(ガンや心臓病、脳卒中)になりにくい
という条件を満たせなくなります。
色々な医学書を読んでも、太っている人が、
生活習慣病(ガンや心臓病、脳卒中)になりにくい
というデータは見たことがないです。
もっと分かりやすい表現をすれば、
太れば太るほど、生活習慣病のリスクが高まります。
では、痩せようとして、
ヴィーガンの食生活をしたとします。
ヴィーガンとは、肉や魚、卵、牛乳などの
動物製品を一切とらない、完全に野菜だけの食生活です。
すると、今度は、
5.肌がきれい(いつまでも若々しい顔)
の条件を満たせなくなります。
これは、あるナースの方が言っていたのですが、
ヴィーガンの食生活を何年間も続けている人は、
見ると一発で分かると。
なぜなら、肌が黒くて、
ツヤがないから、とのこと。
これはあくまで私の印象なのですが、
マクロビをストイックに何年間もやっている方も、
肌が黒いイメージがあります。
……といった具合です。
私は、健康についての本を何十冊と読んでいるので、
他にも色々とメリットとデメリットを挙げられます。
例えば、フルーツと野菜が多い食事だと、
体重は確かに減りやすいですが、
特に女性は冷え性に悩まされる、とか。
また、これは色々と言われている通り、
消化 = 老化
なので、肌を綺麗にするためには、
食べる量を基本的には減らした方がいいのです。
要は、私たちは食べるたびに老化していくのです。
『50歳を超えても30代に見える生き方』などの著者、
南雲吉則さんは、見た目が30代に見えますが、
その秘訣は1日1食だからです。
その代わりに、1日1食だとカロリー不足なので、
毎日、20kmをジョギングするような
有酸素運動をするライフスタイルは難しいでしょう。
つまり、これもトレードオフなのです。
今日のまとめ。
まず、色々な健康について知る前に、
全てはトレードオフの関係であることを認識しましょう。
例えば、ジョギングをするのであれば、
ある程度は、足を故障するリスクがある、という具合に、
・何がメリットなのか?
・何がデメリットなのか?
それを確認しながら、情報を取り入れましょう。
その上で、自分にピッタリの
“健康”の定義をする必要があるのです。
自分にとっての健康とは、
・どれくらい生活習慣病のリスクを避けたいのか?
・どれくらい肌を若々しく保ちたいのか?
・どれくらい運動をしたいのか?
などを決めて、それにそった健康法を
実践する必要があるのです。
もちろん、実践する際には、メリットだけでなく、
デメリットも認識しておく必要があります。
そうしないと、色々な健康についての
情報洪水におぼれてしまいます。