こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
個人事業主や起業家の
メールマガジンやブログを読んでいて
ときどき感じることがあります。
それは「世界観のない内容はつまらない」
ということです。
ここでいう世界観とは、
文字通り「世界を観る視点」を指します。
たまに映画やアニメの設定のことを
「世界観」と呼ぶ人がいますが、
辞書的に言えばあの単語の使い方は誤用です。
おそらく「作者の世界観」という意味を、
フィクションの設定のことだと混同する人がいて
誤用が広まったのでしょう。
元々は「自分から見ると世界は◯◯だ」
という物事の見方を「世界観」と言います。
映画などの創作物はもちろん、
メールマガジンやブログの面白さにも
世界観が関係しているのです。
たとえば、現代にはうつ病の人が多くいます。
これは単なる客観的な事実であり、
誰かの世界観は関係していません。
一方、うつ病に対しての
自分なりの見方を書くと世界観が伝わります。
「社会に心理療法が広まってないのが問題だ」とか
「うつ病対策に食事で栄養を摂ったほうがいい」
などと言うと、筆者の世界の見方がわかるわけです。
こうした世界観こそがコンテンツの面白さであり、
ファンがつく要素になります。
辞書やウィキペディアなどを読んでもわからない、
筆者ならではの視点が
読者にとっての価値になるからです。
言い換えると「うつ病の人が多くいます」などと
客観的な事実を紹介するだけでは、
あまりファンはつきません。
にもかかわらず、客観的な情報を羅列するだけの
世界観のないメールマガジンやブログを
書き続けてしまう人がいます。
ハッキリ言って手間と時間のムダなので、
書き方を変えるか、更新をやめたほうがいいですね。
あなたがメールマガジンやブログなどで
情報発信をする場合は、
意識的に世界観を出してみてください。
ちなみに、個人事業主や起業家の中には、
意識しても世界観が出せない人もいます。
そういった場合のビジネスの仕方については、
また今度書こうと思います。