こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は「セールスとマーケティングの重要性」を
幾度となくお伝えしています。
それを聞いた読者のから、次の質問を受けました。
「セールスとマーケティングのうち ビジネスでより重要なのは、どちらでしょうか?」
これは、一般的には並列で語られる
「セールス」と「マーケティング」ですが、
どちらの優先順位が高いか、という問いですね。
前提として、セールスもマーケティングも、
どちらも重要な概念です。
また、あなたのビジネスの状況によって
優先度や必要性は変わるでしょう。
ただし、あえてこの質問にズバリと答えるなら、
私は「セールスの方が重要だ」と考えています。
なぜなら、セールスの方が売上に直結するからです。
これは、ビジネスで売上を立てることを
「バケツに水をそそぐ行為」に置き換えて想像すると、
よくわかると思います。
そして、セールスは「バケツの穴を塞ぐこと」です。
水が外にこぼれないようにするには、
バケツの穴を塞ぐ必要がありますよね。
同様に、見込み客が他社に流れないように、
自分のサービスをしっかりと
売り切る行為が、セールスなのです。
一方、マーケティングとは、
「多くの水を注ぐ行為」だと言えます。
多くのお客さんを集客するプロセスだからです。
たしかに、水の量を増やすことも大切でしょう。
しかし、どんなに水をそそごうとも、
穴が空いたバケツでは論外。
睡眠時間を削って必死に水をそそいでも、
穴から漏れ出してしまうって話になりません。
こういった理由があるので、
「穴をふさぐ行為」であるセールスの方が
優先順位が高いと考えています。
私の感覚で言えば、マーケティングよりも
セールスの方が、少なくとも5倍以上は重要ですね。
にもかかわらず、世の中には、
セールスから逃げて、マーケティングで
ごまかそうとしている人が、本当に多い。
たとえば、ブログ、SNS、広告、YouTubeなどを、
必死に毎日更新している人です。
あるいは、同業者とのコラボをしたり、
テレビや雑誌で取り上げられようとしたり、
ムダなマーケティングに取り組んでいる場合もあります。
こうした方法でいくら人目に触れても、
本質的なセールスのスキルがなければ、
結局のところは商品は売れません。
穴のあいたバケツに水をそそいでいるようで、
私から見ると憐れです。
また、だからといって、
お世辞でお客さんの気を惹くような
小手先のセールスを学ぶのも意味がありません。
小手先のセールスは、言わばバケツの穴に
セロハンテープを貼って補強するような行為です。
全く根本解決にはなりません。
こうした問題を抱える人が多いからこそ、
私は以前「メタ認知セールスマスタリー」という
セールスの本質を伝える講座をおこないました。
ビジネスでマーケティング以上に
優先順位の高いセールスのスキルを授けて、
人生を変えてほしいと思ったからです。