こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
何度かお伝えしていることですが、
「欲は肯定したほうがいい」と私は考えています。
なぜなら、自分のためにも他人のためにも
欲があったほうが行動できるからです。
しかし、世の中には
かたくなに「欲を肯定できません」という人がいます。
「昔話でも欲深い人は悪役ですし、
欲の悪いイメージがあります」と。
そういった人は、
「なぜ昔の人は欲を否定していたのか?」
という前提をぜひ考えてみてください。
たしかに、歴史的に見ると多くの地域で
昔は欲を否定する考え方が広まっていました。
ただ、欲を否定していた理由は、
「モノが不足していたから」ですよね。
意味、わかりますか?
たとえば、飢饉で農作物が少ない
数百年前の農村にあなたが住んでいたとします。
その場合、あなたが1人で大量のご飯を
食べてしまうことは絶対に許されません。
なぜなら、食べ物が不足しているからです。
あなた1人がご飯を多く食べすぎると、
他の村民が餓死してしまいます。
これは食べ物以外も同様です。
衣服にせよ日用品にせよ、
モノが不足している時代には、
分け合わないと集団は生き延びられません。
こうした時代に欲を否定する考え方は、
「飢餓マインド」だと言えるでしょう。
ただ、だからこそ現代は時代が変わったので、
「飢餓マインド」は必要ありません。
欲を肯定していいのです。
たとえば、あなたが好きなだけご飯を食べても
近所の人が食べる分は不足しませんよね?
実際、スーパーマーケットや飲食店では、
食べ物があり余っているどころか
賞味期限切れの食材がジャンジャン捨てられています。
同じように、あなたが新しい服を着ても、
電化製品を変えても、家具を揃えても、
他の人も買えるくらいにモノが溢れているのです。
あるいは、人によってはモノを買うよりも
地球環境の改善などに興味があるかもしれません。
その場合も「地球環境を改善したい」
という欲望を満たすための
様々な活動が世の中にはあります。
どちらにせよ、欲張っても他人に迷惑はかからない。
むしろ、欲を満たすためにあなたが行動をすれば、
また新たな価値が生まれて、
さらに社会は豊かになっていきます。
にもかかわらず、「欲は悪い」と考えるのは、
モノが不足していた時代「飢餓マインド」を、
意味もなく引きずっているに過ぎません。
「飢餓マインド」をアップデートして、
ぜひ欲を肯定できるようになってください。
そして、欲を満たすためにも
どんどんビジネスをしていきましょう。