こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
セールスの世界では、他人を巻き込みたいときに、
ビジョンやストーリーを語ると良いと言われます。
なぜなら、小難しいデータを見せたり
事務連絡をしたりしても、
ほとんどの人は興味を持たないからです。
そのため、目指す未来やわかりやすい体験談を
物語のように語ったほうがいい。
こういった考え方は、
セールスをしている人の間では常識ですよね?
ただ、ビジョンやストーリーの重要性を知っていても
多くの人が忘れがちなことがあります。
それは、
「身内に対してビジョンやストーリーを語ること」
です。
たとえば、お客さんに向けて、
ストーリー仕立ての体験談を語っている
セールスパーソンはよくいます。
ところが、自分の同僚やスタッフ、
ビジネスパートナー、チームメンバーなどの間では、
それをしていないことが多いのです。
淡々とした作業報告や
つまらない事務連絡ばかりになっています。
ですが、ビジョンやストーリーがないと
どんな相手も行動をおこしてはくれません。
ですから、お客さん相手と同じように
身内に向けてもビジョンやストーリーを
語ったほうがいいのです。
もっと言えば、家族や友人に向けても
ビジョンやストーリーを伝えたほうが、
協力してもらいやすくなります。
たとえば、あなたが家族や友人に
「ビジネスの売上を10%増やしたい」と言っても
「へえ、頑張ってね」くらいの反応しかないはずです。
ですが、以下のように言ったらどうでしょう?
・「◯◯な新商品で、お客さんの人生を変えたい」
・「経済的に豊かになって、
将来は君と一緒に趣味を楽しみたい」
・「◎◎なサービスで業界に革命を起こしつつ、
チームメンバーにも充実した生活をしてほしい」
少しは興味を持ったり、
応援したくなったりしますよね。
ですから、あなたも身内に向かっても
ビジョンやストーリーを語ってみてください。
多くの仲間と協力し合うような、
一人では成し遂げられないプロジェクトも
実現できるようになっていきます。
ご参考:プロジェクトの核
ちなみに、そもそもビジョンやストーリーの
語り方自体がわからない人は論外です。
おそらく最低限のセールスすら
まともにできないレベルでしょう。
そういった人はビジネスで結果は出ないので、
本質的なセールスやマーケティングを
学ぶところからはじめてください。