こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
このブログを読んでいる方であれば、
「新しい知識を学び続ける重要さ」は
すでに気づいていますよね。
ただ、「学び」には注意点があります。
それは「現代社会は、学び方を間違えると、
学べば学ぶほど愚かになってしまう環境だ」
ということです。
その代表例が「知識のタコツボ化」です。
ご存知だと思いますが、「知識のタコツボ化」とは
ある専門分野にハマりこんだ人が、
視野が狭くなって問題を起こす現象を指します。
軟体動物のタコって、
タコツボに入ると出られなくなり、
漁師に捕えられて殺されますよね。
そのタコと同じように、
特定の分野にハマりこんで出られなくなり、
社会に適応できなくて苦しむのが「タコツボ化」です。
この「タコツボ化」は、ネットの発達した現代社会では
とくに起きやすくなっています。
たとえば、あなたがYouTubeで
アドラー心理学についての動画を1つ見たとします。
すると、YouTubeの関連動画に、
似たようなアドラー心理学の動画がいくつも並ぶでしょう。
さらに、YouTubeのホーム画面も、
アドラー心理学の動画で埋め尽くされていきます。
また、Amazonで1冊でもアドラーの本を買ったら、
「あなたへのおすすめ」として
次から次へとアドラー心理学の本が出てきます。
場合によっては、あなたが見る広告も、
アドラー心理学関連が増えるかもしれません。
SNSでアドラー心理学関連の人とつながると、
「アドラーの格言」などを目にする日が
増えていくことでしょう。
こうして、日に日にあなたの身の回りは、
アドラー心理学だらけになっていくのです。
こういったインターネットの機能は便利ですが、
恐ろしい副作用があります。
それが冒頭に書いた「知識のタコツボ化」です。
この例で言えば、アドラー心理学にハマりこんで、
他の知識を学ばなくなってしまうのです。
アドラーは古い心理学なので、
最新の論文で否定された理論も多くあります。
しかし、アドラーの“タコツボ”に入った人の耳には、
最新の論文の情報は届きません。
結果、アドラーばかりを過剰に盲信してしまう。
また、そもそも心理学以外にも、
ビジネスや健康、投資や政治、人間関係、育児など、
価値のある分野はあるのに、視界から消えていくのです。
そのせいで、ビジネスで結果を出したり、
自分らしいライフスタイルをおくったりできずに、
不満のある生活を続けるハメになります。
アドラー心理学ならまだマシな方で、
陰謀論や都市伝説、スピリチュアルなどのタコツボに入ると、
本当に人生が狂っていく。
これは現代社会の構造的な問題で、
個人の力では簡単に抜け出せません。
なぜなら、前述のYouTubeやAmazon、
SNSなどは、個人でコントロールできないからです。
「タコツボ化しないように心がけよう」
などと思っても、防ぐのは困難だと言えます。
ただ、それでも現代社会において、
1人でも多くの方をタコツボから救い出したい。
こういった想いがあるからこそ、
私は本質的な知識をお届けするサービスをしています。
それこそ、ビジネス、健康、心理学、料理などの
最新ニュースをお送りするサービスも
私の会社ではおこなっています。
そのサービスの参加者からは、
「自分一人では絶対に見つけられなかった
知識が学べて、本当に視野が広くなりました」
といった感想をいただきました。
こういったビジネスができていることには、
本当に誇りを感じますね。
今後もタコツボにハマりこんで、
学べば学ぶほど愚かになっている人を、
広大な世界に連れ出したいと思っています。