こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回も書いたとおり、
環境が悪いと人間は愚かな行動をします。
あなたの周りにたった3~4人のサクラがいるだけで
小学生レベルの問題を間違えてしまうほどです。
これは、「本当は正解がわかるのに、
同調圧力で周りに合わせてしまう」
という意味ではありません。
実際に判断力がなくなり
正解がわからなくなって間違うのです。
それを証明したのが、
心理学者グレゴリー・バーンズの実験でした。
この実験では、前述のように間違うときの脳を
リアルタイムでスキャンして調べました。
すると、驚くべき事実がわかりました。
それは、環境によって人間の前頭皮質が
ほとんど停止してしまうということです。
意味、わかりますか?
つまり、周りにいる3~4人の影響で
人間は完全に思考停止してしまうのです。
というのも、自分の頭で物事を考えるときは
必ず脳の前頭皮質という部分が活性化します。
ところが、
異口同音に同じ答えを言う人に囲まれると
被験者の前頭皮質が停止してしまうのです。
結果、被験者は頭が働かなくなり
小学生レベルの問題でも間違えてしまう。
これがどれほど重要なことか
この記事を読むあなたならわかりますよね?
周りにいるたった3~4人の影響で
あなたの思考や行動は変化するという意味だからです。
ビジネスはもちろん、投資、健康、人間関係、
メンタル改善などの分野も
周りの人によってあなたは影響を受けます。
ですから、質の高い環境にいれば、
いい影響を受けてストレスなく自然体で
安定して収入を増やしやすくなるのです。
一方、質の低い環境にいれば、
ムダに労働時間が増えたり収入が減ったりして
何かに追い立てられるような生活になっていきます。
だからこそ、環境を変える努力が必要なのです。
こういった前提を知らないと、
本や教材で学んでも結果が出ないままになるので
ぜひ覚えておいてほしいと思います。