こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
最近は、商品をオンラインで自動化して
販売する人が増えてきました。
実際、私の会社でもオンラインでの販売や
自動化をおこなっており、
年間1億円以上の売上を継続して上げてきました。
こうした話を聞くと、駆け出しの個人事業主の方が
「私もオンライン販売で自動化したい」
とよく言い出します。
ただ、そういった方に注意してほしいことがあります。
それは、「新商品を最初からオンラインで
自動化しようとすると、ほとんど場合は失敗する」
ということです。
たとえばあなたが、英会話の教材を
オンラインで自動化して売りたかったとしましょう。
それで、広告を出してメールマガジンを書き、
決済システムを用意したとします。
ですが、それから数週間経っても、
商品が売れなかった場合、あなたはどうしますか?
「あれ、なぜ売れないんだ……?」
と、途方に暮れそうになりますよね。
あるいは、1、2件だけ売れたとしても、
「何を改善したらいいのかよくわからない」
と、悩んでしまうのではないでしょうか。
このように悩む一番の理由が、
何かわかりますか?
それは、オンラインだと
お客さんの反応が見えにくいからです。
もし、対面でお客さんに会って販売していたら、
相手の反応が直接見えますよね。
商品内容を見たお客さんの表情や
セールストークを聞くあいづちの声色が
つぶさに観察できるのです。
すると、お客さんの悩みや不安、
購入をためらうポイントなどがよくわかります。
その反応を踏まえて、少しずつ商品内容を変えたり、
セールストークを改善したりすれば、
より売れやすい人気商品になるのです。
ところが、オンラインで自動化しようとすると、
こうしたお客さんの反応が見えません。
・広告を出したメディアが合ってなかったのか
・広告の文面が悪かったのか
・商品のコンセプトがウケなかったのか
・オファーが物足りなかったのか
・メルマガが面白くなかったのか
・申し込み手続きがわずらわしかったのか
・価格が高すぎたのか
他にもいろいろな原因のが考えられるため、
改善していくのが非常に難しい。
オンラインでもクリック率などの数字はわかりますが、
それだけでは「どこを改善すればいいか」について
精度が高い仮説を立てられないからです。
こういった理由があるので、
商品内容やセールスコピーが固まるまでは、
オフラインで販売する方がおすすめです。
オフラインでなかったとしても、
せめて顔が見えるオンライン通話などで、
お客さんの反応を見ながら売ってみてください。
自動化していくのは、あなたの商品の改善が終わって
「売れるパターン」がわかってからです。
最初からオンラインでの自動化などにこだわると、
逆に苦戦するハメになります。
世の中には、こうした現実を伝えずに、
自動化のメリットばかりを過剰に話す
セミナー講師が多くいます。
そういった講師から学んでいる人は、
結果が出にくくて苦労するでしょう。