こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
何かの商品・サービスが
大ヒットするときに共通していることがあります。
それは、お客さん含めて多くの人が
「エバンジェリスト」になっていることです。
エバンジェリストとは、
元々はキリスト教の伝道者を指す言葉です。
それが転じて、新しい世界観を伝える人を
エバンジェリストと呼ぶ場合があります。
たとえば、映画が大ヒットするときは、
やはり多くの人がエバンジェリストになっています。
一人で鑑賞して終わりではなく
「あなたも観たほういいよ!」と、
家族や友人を誘う人が増えるのです。
本来、映画がヒットしてもしなくても、
観客には何の影響もありません。
制作陣やスポンサーでもなければ、
金銭的なメリットはないでしょう。
ところが、エバンジェリストは
「この映画にヒットしてほしい」と
心から望んでいます。
その作品の世界観やテーマに共鳴し、
ある種の社会的な意義を感じて
映画を世に広めたいと思っているのです。
そういったときは、ビリビリとした特有の空気感を
私は感じることがあります。
とくに記録的な大ヒットする場合は
国民の多くがエバンジェリストとなり、
ヒットを待望しています。
結果、指数関数的に観客動員数が増えて、
歴史的なヒットになるのです。
言い換えると、お客さんの大半が
単なる「消費者」だと商品はヒットしません。
もちろん、品質が良ければ
「消費者」も小さな口コミをする場合があります。
ただ、品質を評価する「消費者」と
世界観に心酔する「エバンジェリスト」は、
似て非なるものなのです。
あなたがビジネスの中上級者であれば、
エバンジェリストを増やすことも意識して
マーケティングをしてみてください。