こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前読んだ本で、非常に興味深かったのが
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という本。
これは、ヒットメーカーとして知られる、
出版社の幻冬舎の見城(けんじょう)社長と、
サイバーエージェントの藤田社長の共著です。
その中で、私の頭の中にこびりついて、
今でも頭から離れないフレーズがあります。
それが、見城社長のこの台詞。
この世にあるものなど、
誰もわざわざ見たいとは思わない。
人が見たいのは、この世あらざるもの、
つまり、非日常的、非現実的なものだ。
この、「この世あらざるもの」というのは、
なんとも的を射た言葉ですよね。
テレビなんかはその最たる例です。
・50代なのに20代にしか思えない女性
・キャラクターが強烈に立っているオカマ
・信じられないくらい貧乏な大家族
・あまりにも常識がないスポーツ選手
・なんでも答えられるクイズ王
など、普通では考えられないような
異常な人がテレビに出ています。(笑)
いや、そういう人でないと
テレビに出続けられないとも言えます。
そして、これはWebでも同じこと。
ブログにせよ、メールマガジンにせよ、
人を魅了するのは、この世あらざるもの、です。
普通のものは、人を魅了しません。
私は職業柄、
「私はコンサルタントとして、
インターネットを使って集客をしたいので
ブログを書いています」
というような人にはたくさんお会いしますが、
いざ、その方のブログを読んでみると
「なんだこれは……。本当につまらない……」
と感じることがほとんどです。
それは、そのコンサルタント本人が、あるいはブログが
「この世あらざるもの」になっていないからです。
普通の内容なんて、読んでも面白くないので、
人をちっとも魅了しないのです。
最後に、もし、あなたがインターネットを使って
集客をしているとしたら、質問です。
あなたという存在は、「この世あらざるもの」に
なっていますか?
それとも、普通の存在ですか?
後者であれば、人を魅了することは
できないでしょうね。