こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これは造語なのですが、
「ストリートファイタータイプ」と私が呼んでいる
個人事業主のタイプがあります。
ここで言う「ストリートファイタータイプ」とは、
1対1でのサービス提供の質に
こだわりを持つ人のことです。
言い換えると、1対多のサービス提供を
あまりしたがらないタイプの人です。
これはあくまで私のイメージですが、
ストリートファイターって、
「どんな奴との喧嘩にでも
自分は勝てるようになりたいんだ!」
などと言いそうですよね(笑)?
それと同じようにこのタイプの人は、
「どんなお客さんでも
私はサポートできるようになりたいんです!」
みたいな強い情熱を持っているのです。
カウンセラーやコーチ、トレーナーなどの
対人支援ビジネスでは、
ストリートファイタータイプの人が多いでしょう。
老若男女の多様なお客さんが来たときの対応を、
日夜トレーニングしているような人です。
それで、ストリートファイタータイプ自体は、
対人支援が得意なわけなので、
素晴らしい強みだと言えます。
ただし、ストリートファイタータイプは、
無視できない弱みも持っています。
それは、「ビジネスモデルを変えたり、
マーケティングを設計するのが苦手」という弱みです。
基本的に、ビジネスを大きくするには、
自分がそれほどは手を動かさなくても
売上があがる仕組みを作るのが重要です。
たとえば、動画やメールマガジンを使ったり、
スタッフを増やしたりするのが基本でしょう。
こうした方法を使うと、自分が現場にいなくても
お客さんに価値提供ができるからです。
ところが、ストリートファイタータイプの人は、
自分が現場から離れる意識をあまり持ちません。
あるいは、意識したとしても苦手分野のため、
「何から手を着けたらいいかわかりません!」
と言うことがよくあります。
結果として、いつまでもストリートファイターのように
1対1の戦いを続けるのです(苦笑)。
最初は本人も1対1で満足しているのですが、
何年も続くと疲弊していきます。
「この先、10年後も20年後も、
1対1のビジネスが続けられるかなあ……」
と、体力的にも不安になるのです。
こういったストリートファイタータイプの人は、
早い段階で苦手なマーケティングを、
専門家に手伝ってもらってください。
自分一人ではまとはずれなマーケティングをしたり、
ひたすら1対1のビジネスを続けて、
手間のわりに収入の少ないビジネスになりがちです。