こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はインターネットマーケティングの
「ある手法」について解説しているセミナーに
参加したのですが、その参加者の中に、
「オカマちゃん」
がいました。
別に私は、オカマちゃんに対して偏見はないですし、
会社においても、社会においても、
ダイバーシティは推進すべし、と思っています。
(ちなみに、懇親会でそのオカマちゃんと話してみたら、
やはり、とてもいい方でした。)
ですが、そのセミナーにオカマちゃんが来ているのは
少し似つかわしくないと感じました。
なぜなら、そのセミナーの内容は、
インターネットマーケティングにも関わらず、
そのオカマちゃんは、
・インターネットにも詳しそうでなく、
・マーケティングにも詳しそうでなかった
からです。
それで、ここからが重要です。
ある分野において、まったく知識がなさそうな方が
その商品を使い始めたとき、
「その分野は、市場にかなり普及した」
ことを意味しています。
ちなみに、これは勉強熱心な方だけ
覚えておいてもらえればと思うのですが、
「その分野とは正反対で、普及するのに
もっとも時間がかかる顧客層」のことを、
マーケティング用語では「ラガード」と言います。
例えば、電子書籍。
私みたいに、月に何万円も本を読んでいる人間はともかく、
最近は、ごく普通のお笑い芸人まで、ラジオなどで、
「電子書籍リーダーの、ペラペラとページをめくる感覚が
結構気持ちいいねん」
みたいなことを言い始めているそうです。
こうなると、電子書籍はかなり普及してきたと
判断することができます。
そうして、かなり普及してきたことが見て取れたとき、
多くの人は、
「これは参入のチャンスだ!」
と参入をしてきます。
しかし、かなり普及したことが見て取れたとき、
私は逆にその分野から、
「そろそろ撤退すること」
を考え始めます。
なぜなら、普及の後に来るのは、
「価格競争」や「広告費の高騰」だからです。
先ほどの例の、インターネットマーケティングの
「ある手法」にしてもそうです。
私は、そのマーケティング手法を
既に実践していたのですが、
そのセミナーにオカマちゃんが来ていたことで、
「ああ、このマーケティング手法はもう辞めよう。
2014年は、違うマーケティング手法に
切り替えるために1年を費やそう」
と思いました。
(実は、これがそのセミナーで一番の気づきでした。)
経営コンサルタントの船井幸雄先生が
昔言っていたことですが、
「ビジネスは、時流を読むことが重要」
ですね!
このあたりのことは、今開催している
「お金の心理学プラグラム」の参加者には、
推薦書リストの中で
「おすすめの経営書」
として何冊か紹介していますので、
参加者はぜひチェックしてみて下さい。