こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
心理学的な「劣等感」の定義とは、
「他人が気にしていないのに、
自分は気にしていること」
です。
たとえば、学歴について考えてみましょう。
ほとんどの人は日常生活の中で
他人の学歴を気にしてはいません。
誰かに会う度に毎回、
「この人はどこの大学出身だったか?」
などとチェックしている人はまれ稀でしょう。
大半の人が考えているのは、
「今日の晩ごはんは何にしようかな?」
といった自分の生活に関することなのです。
もちろん、転職などの話題になった場合には、
他人の学歴を意識する人も、いるかも知れません。
ですが、それもごく一部の人の反応です。
学歴よりも、職歴や実績など、
別のことを考える人も多いでしょう。
(ちなみに私自身は、学歴が参考にならない
と考えているので、自社のメンバーの採用面接で、
学歴は一切聞きません。)
このように多くの人は、
さほど学歴を気にしてはいないのです。
にも関わらず
「自分は学歴が低いから、
世間の人より劣っているんだ」
などと、思い悩んでいる人は、
劣等感が強い状態だと言えます。
同様に、
「自分はくせ毛だから劣っている」
「自分は声が小さいから劣っている」
などと、周囲の人が意識していないことを、
自分が勝手に気にしているのであれば、
劣等感だということになります。
他にも、劣等感にはこんな例があります。
・自分は結婚していないから劣っている
・自分は太っているから劣っている
・自分は収入が低いから劣っている
・自分は頭が悪いから劣っている
・自分は年が若いから/年を取りすぎているから劣っている
・自分は容姿が悪いから劣っている
こうした劣等感を克服するために、
手っ取り早い方法があります。
それは、劣等感を抱えていることを
少しだけ他人にさらしてみることです。
具体的に言えば、
「実は、自分は高卒なんだ」
などと話してみるのです。
すると、案外周りの人が「ふーん」と
受け入れてくれることが分かるので、
劣等感が緩和されていきます。
最初は緊張するでしょうが、
その恐怖を乗り越えると、
毎日堂々と生きられるようになります。
とはいえ、自分の劣等感を
他人に伝える機会は、
日常生活では作りにくいでしょう。
そのためにも、私の講座では、
安心安全を確保した上で、
自分の劣等感を開示できる環境を用意しています。
本当に人生が変わるので、
ぜひ勇気を持って参加してみて欲しいですね。
劣等感を放置すると、
常に爆弾を抱えたまま過ごすような
生きづらい人生になってしまいます。