こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、マーケター向けの話。
タイトルの通り、これからの時代は
ポリティカル・コレクトネス(以下、ポリコレ)を
ビジネスに取り入れよう、ということです。
※ポリコレとは、性別や人種、国籍、年齢、
結婚、宗教、職業、雇用形態、各種障害などへの
差別がない言動のことですね。
マーケターは、このポリコレを
商品そのものやマーケティングに使うわけですね。
もちろん、倫理的な意味で
ポリコレに対応することは当たり前です。
それは当然なので、ここで触れる必要はないと思いますが、
「ポリコレを前面に出さないと売れない時代がきますよ」
と私は言いたいのです。
たとえば、映画『スターウォーズ』シリーズは
シリーズ7以降、女性が主人公になっています。
男性が主人公だと、共感できない人も多いからです。
また、ディズニー映画の『アナと雪の女王』は、
お姫様が王子様に会うストーリーではなく、
姉妹愛の話でした。
一応、王子様は出てきましたが、
悪人として登場しました(ネタバレ、ごめんなさい)。
同じくディズニー映画の『ズートピア』は
弱い草食動物であるウサギが主人公で、
まさにポリコレを扱った映画でしたね。
意味がわかりますか?
映画の主人公がタバコをふかしているだけで、
古くてダサい「昭和」の映画だと
私たちが感じてしまうのと同様に、
映画の主人公が男性だというだけで、
古くてダサい「平成」の映画だと
私たちは感じるようになるのです。
世の中の価値観がもう変わってしまったので
古い価値観で作られた商品はダサくなり、
いくらマーケティングしても売れなくなりますね。
マーケターは、世の中の価値観の変化を
捉える感度が重要なのです。