こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「十年一昔」ということわざがありますよね。
「10年もたてば、もう昔のことだと感じられる」
という意味です。
しかし、私が思うに、このことわざは
もうすぐ死語になるのではないでしょうか。
なぜなら、今は時代の変化が凄絶に激しいので、
10年もたったら、一昔ではなくて大昔だからです。
つまり、「五年一昔」とか「三年一昔」と言うほうが
今の時代を言い得ていると思うのです。
それで、これだけ時代の流れが早くなってくると
「老人が老害になる社会」になると私は予想しています。
昔は時代の流れが牛歩のごとくだったので
自分の知識やスキルをアップデートし続けない老人でも
それなりに存在価値がありました。
「私の若い頃はね……」と偉そうに講釈を垂れられたのです。
しかし、これからはそうではない。
5年前、いや、3年前の知識やスキルですら
陳腐化してしまって役に立たない時代だからです。
つまり、知識やスキルをアップデートし続けない老人は
ゴミ同然の知識やスキルを持っているだけの
単なる老害に堕してしまうことでしょう。
ひるがえって、たとえ若い人であっても
知識やスキルをアップデートし続けている人のほうが
老人たちよりも価値がある時代になるのです。
ですが、こういった時代背景がわからない老人って、
「年長者の自分の言うことを聞くべきだ」
という価値観を持ち続けるでしょう。
これだけ時代の変化が激しいので、
3年も前の知識やスキルなんてとっくに役に立たないのに、
それに気づかないなんて鈍感さもはなはだしい。
そして、時代の変化はどんどん速くなっているので、
この流れは不可逆かつ不可避です。
ですので、賢明な読者の皆さんは
自分の命のロウソクが消えるその直前まで
知識やスキルをアップデートし続けましょうね!
私も老害にならないように気をつけたいと、
自戒を込めて書きました。