こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
メンタルがダメダメな人ほど、
恋人や家族など、相手を変えようとします。
その前提には「自分は正しい」という傲慢さがあります。
ですから、「あなたのためだから言うんだけれど……」
という聞こえのよい枕詞と一緒に
べき論のアドバイスをするのですね。
「あなたのためだから言うんだけれど、
仕事はもっと完璧にやるべきだよ」というように。
ですが、相手は変わりたくないので、
こういったアドバイスをしても聞き入れてくれません。
すると、アドバイスしている側は
自分の意見が通らないので無力感を覚えます。
そして、これを繰り返すと無力感は絶望へ変わり、
最終的に無感情になることは、以前書いたとおりです。
ご参考:無感情への5段階
それと同様に、メンタルがダメダメな人は、
「相手は自分の思うとおりに動いてくれるはず」
という認知のゆがみを持っている場合もあります。
しかし、真実は、
「すべての人は自分の価値観のとおりに行動をしているだけ」
ですね。
つまり、相手は相手の好きなように動いているだけで、
決して自分の思う通りには動いてくれません。
ですので、そういった認知のゆがみがあると、
対人関係では無力感を覚えることになるでしょう。
その後に、その無力感は絶望へと変わり、
最後は無感情になるだけです。
「相手は自分の思うとおりに動いてくれるはず」
という価値観は、精神的な幼稚さの証拠なんですね。