こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたは、ワガママで自由奔放に生きている人を見て、
怒りや嫉妬の気持ちが出てきますか?
もしそうなら、それはあなたの我慢が原因です。
そして、我慢をするのは
自己肯定感が低い証拠なのです。
たとえば、自己肯定感が低く、
「大きなお金をもらってはいけない」という
べき論を持っている人がいたとします。
すると、そのべき論が美徳にすり替わるのです。
・大きなお金をもらっていない人は清貧で素晴らしい
・大きなお金をもらっている人は強欲で汚い
・私は、大きなお金をもらっていないので素晴らしい
ここで合理化しているのがわかりますか?
自分が、本心では大きなお金をもらいたいのに、
それをもらえていない現実が悔しいからです。
すると、お金を貰えていない自分を正当化するため、
「私は、大きなお金をもらっていないので素晴らしい」
という無茶苦茶なロジックを作るのですね。
そして、大きなお金をもらっている他人を批判し、
自分自身は大きなお金を「我慢」することで
そのロジックに整合性を作るのです。
でも、私からすると、
大きなお金をもらっている人は強欲で汚いとは
まったく思いませんが(笑)。
覚えておいてください。
世の中で言われている美徳の多くは
私からすると美徳ではありません。
実際はただのべき論であり、
我慢をさせて自己肯定感を下げる悪徳なのです。
すべての美徳が悪徳だとは言いませんが、
美徳を守ろうとしている人ほど、
自己肯定感が低い傾向があります。
第一印象では美しい心の持ち主に見えますが、
実際は、美徳をやぶる他人への怒りや嫉妬、
あるいは自分への無力感と悲しみの塊です。
美徳の多くが、自己肯定感を下げる悪徳だと分かると
生きるのが楽になりますね。